哀れなるイブたちの夢 | 魔法の城の王子様

魔法の城の王子様

嵐. &羽生結弦
櫻葉、JYJ、ユンジェ妄想小説など好きな話題を
気のむくままに☆☆☆

心の弱いひとは
強いひとに引き寄せられる

強いひとのわがままな夢や希望を
なくした自分のかなわぬ夢のように
知らぬまに重ねて、
満たされた錯覚に酔いしれる

引き回されて、かき乱されても
自分の捨てた願望や欲望を
錯覚の重なりにさらに満たそうと
躍起になるのだ


それが、どれほど滑稽なバカ騒ぎか
気づきもせずに


その様は、実に滑稽で

痛々しくもみえる




おまえは、自分の夢や希望を
自分自身で現実のものにしてきたか?

いま、しているのか?


赤の他人の強烈な個性に
ただ、引き回される滑稽なるものたち

欲望ばかりの愚かな
夢枯れた、ひと以前のイブよ



なんと、さみしい人生だったろう

さみしい人生のまま、死んでゆくのか
哀れなイブたちは


おまえがみている楽しい夢やまぼろしは
所詮は、赤の他人が生んだ赤の他人の
まやかしでしかない


おまえの夢は消えた夢

だから
さみしいままで、死ぬがいい


 
そう、弱い心は
強い心に、引き回される


砂糖に群がりる下衆な蟻のように

その様は滑稽で、

古くさい忘れ去られた祭りのように

調子はずれな笛をかき鳴らしている


赤の他人の夢のなかで満足する

哀れなるイブたちの微笑みは

老いさらばえた少女のように

深い皺を刻んでいる


少しづつ、死に近づきながら


夢枯れたイブたちに


今宵も楽しい夢よひらけよ