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KAZUMI OHASHI

2008-2016

この写真は不意打ち…。



「黄色い叫び」でお世話になった田島優成さん企画の、演劇企画タイムアクシス「署名人」(清水邦夫作)に参加しました!

田島さんには、言葉に息を吹き込むという演技のかけがえのない力を教えてもらいました。
恩返しの意味でも微力ながら関わり、やり切ることが出来て良かったです。
遊びに行ったようなところがありますが…

一お客さんとしても、そして裏方としても、作品や演出の保科さん、キャスト、その他スタッフの皆さんと関わることがとても面白かったです。

単身ニューヨークで長く修行されてきた保科さんの張りには、本当に引っ張ってもらいました。
素敵な出会いに感謝します。

夏も終わり!



舞台で災害をテーマにした作品に携わらせてもらって、
改まった気持ちで読んだのが『「つなみ」の子どもたち』です。

子どもたちによる、あの津波の体験作文に、著者が背景を書き添えています。

「つなみ」の子どもたち/文藝春秋


私は、昨年の秋に遠野、大槌町、大船渡、気仙沼などの被災地を巡るJTBのボランティアツアーに参加した時に瓦礫を撤去した更地を見て、

フクシマの原発問題を聞かされて、

子どもたちには新しい環境を用意し、ただちに移動してもらいたいと思いました。

命のためなら、生きるためなら、家族を守るためなら、有害なら、
そこが故郷であっても逃げるしかない、としか思えなかったところがありました。

おおはしかずみ

でもこの本から、経済的な事情とかじゃなくて、子どもたちが素直な気持ちで故郷で生き続けることを望んでいることが分かりました。

故郷への愛情… 

子どもたちは長ったらしい理屈でその思いを表現しない。
訳分からないまま、泣くしか出来ない。
表現出来ないと言ってもいいかも知れません。

しかし、だからこそ、強い!

おおはしかずみ

無理に気持ちを相手に伝える必要ない時もあります。
自分の気持ちがよく分からないことだってあります。
だから笑っていられる時があります。

大人たちが苦しくて前が見えないときに、支えてくれます。

おおはしかずみ

私はずっと大人になりたいなと思って勉強してきたけど、
そういう心の持ちようというのは、子どもでいたいなぁと思えるようになりました。

沢山の出会いや経験をすればするほど辛くなることがあって、
何かしっくりこないとすれば、それを忘れてるのかも知れません。

私の故郷は藤沢です!
大好き藤沢!!

そういう気持ちで、先日少しだけ宮城へ行って参りました。
彼らの故郷には綺麗な花が咲いていました。
(この写真は東松島、線路にも黄色い花が)

$おおはしかずみ

おおはしかずみ