舞台で災害をテーマにした作品に携わらせてもらって、
改まった気持ちで読んだのが『「つなみ」の子どもたち』です。
子どもたちによる、あの津波の体験作文に、著者が背景を書き添えています。
「つなみ」の子どもたち/文藝春秋
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F4101JwRH2tL._SL160_.jpg)
私は、昨年の秋に遠野、大槌町、大船渡、気仙沼などの被災地を巡るJTBのボランティアツアーに参加した時に瓦礫を撤去した更地を見て、
フクシマの原発問題を聞かされて、
子どもたちには新しい環境を用意し、ただちに移動してもらいたいと思いました。
命のためなら、生きるためなら、家族を守るためなら、有害なら、
そこが故郷であっても逃げるしかない、としか思えなかったところがありました。
![おおはしかずみ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120903/23/baby-monster-girl/50/00/j/t02200124_0717040412170930891.jpg?caw=800)
でもこの本から、経済的な事情とかじゃなくて、子どもたちが素直な気持ちで故郷で生き続けることを望んでいることが分かりました。
故郷への愛情…
子どもたちは長ったらしい理屈でその思いを表現しない。
訳分からないまま、泣くしか出来ない。
表現出来ないと言ってもいいかも知れません。
しかし、だからこそ、強い!
![おおはしかずみ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120903/23/baby-monster-girl/f0/00/j/t02200124_0717040412170930895.jpg?caw=800)
無理に気持ちを相手に伝える必要ない時もあります。
自分の気持ちがよく分からないことだってあります。
だから笑っていられる時があります。
大人たちが苦しくて前が見えないときに、支えてくれます。
![おおはしかずみ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120903/23/baby-monster-girl/66/35/j/t02200124_0717040412170930892.jpg?caw=800)
私はずっと大人になりたいなと思って勉強してきたけど、
そういう心の持ちようというのは、子どもでいたいなぁと思えるようになりました。
沢山の出会いや経験をすればするほど辛くなることがあって、
何かしっくりこないとすれば、それを忘れてるのかも知れません。
私の故郷は藤沢です!
大好き藤沢!!
そういう気持ちで、先日少しだけ宮城へ行って参りました。
彼らの故郷には綺麗な花が咲いていました。
(この写真は東松島、線路にも黄色い花が)
![$おおはしかずみ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120903/23/baby-monster-girl/bb/15/j/t02200124_0717040412170930894.jpg?caw=800)
![おおはしかずみ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120903/23/baby-monster-girl/bd/55/j/t02200124_0717040412170930893.jpg?caw=800)