100 : 筆は消耗品と考える向きもある。確かにそうだ。どんな筆にも、いつかは退役の日が来る。だが、君の扱い方しだいで、サヨナラの時をかなり先送りすることができることを、どうか忘れないでくれ。大切にしてやれば、道具も喜んで応えてくれる。
101 : シタデルカラーがパレット上で乾いてしまうのを遅らせたい? なるほどよくわかる。方法はシンプルだ。パレット上でシタデルカラーをとったすぐ横に、水道水の水たまりを作ってごらん。何もない時よりも、カラーのパレット上乾燥を遅らせられるから。
102 : ミニチュアの配色に悩みすぎると、そのままスランプ状態になって、ションボリサーカスが開催されがちだ。そんな時はスパッと割り切って、一体をヘヴィメタルチームの配色通りにペイントしてみるといい。完成するころには、また新しいアイデアが浮かんでいるはずだよ
103 : 「特定光源法」「光の手法」「Object Source Lighting(OSL)」は全て同じもの。松明や杖、照明、魔法の宝石やジェネレータなど、ミニチュア上の「発光するもの」に光源を設定し、その発光や周囲への映り込みと色彩変化を、塗装で表現する。
104 : ミニチュアに発光ギミックを仕込むのは大変労力がかかるけれども、そこにはやはり本物の迫力が伴う。ペイントで光源を表す方法も、熟考と沢山の挑戦が必要だ。特定光源法は2000年代初頭から脚光を浴びはじめ、現在多くの趣味人がこの挑戦的なペイントを楽しむ。
105 : 特定光源法を使いたいとき、最初はレンズやライトなど、小さな部分から始めよう。発光部分をCeramite Whiteで塗り、乾いたらシタデルカラー:グレイズを被せろ。周囲にもグレイズをはみ出すようにしてごらん。ボワッと光ってみえるから。
106 : 慣れてきたら、武器や松明など、より野心的な光源設定にチャレンジしてみるとよい。ミニチュアに設定する光源を増やしすぎないこと。あっちもこっちも光らせたくなる気持ちも分からなくはないが、光源が多すぎるとペイントが破綻しやすい。クリスマスツリーになるぜ。
107 : 良い照明は君を上達させる。 昼光色のライトを机上電気スタンドにセットし、ペイントに臨め。蛍光色では青くなり、白熱灯だと黄色すぎる。部屋のあかりでは暗すぎだ。もし君が昼間にペイントを楽しめるなら、窓際の自然光でペイントしてもよい。再度言う。照明大事!
108 : 海外ペインターによる作例、ハウツーやステップ別ペイント紹介に興味があるなら、Facebookの 'Eavier Metal などペインターグループへの加入がオススメ。ペインターの名前もわかるなら、名前でも検索してみよう。ホビーの世界が広がるぜ。
109 : ミニチュアをオリジナルの配色でペイントしたい時、どんな色の組み合わせがよいか悩むこともあろう。そんな時は、配色辞典などの書籍やアプリを活用してみよ。また、服飾関係の書籍やアプリもタメになる。色の合わせ方による印象の変化や、配色のセオリーを学べる。
※ 「カンタン特定光源法」…文字だけだと分かりにくいので実例を紹介。白をムラなくペイントし、シタデルカラー:グレイズ各色をハミ出しぎみにかぶせる。黄色、緑、そして青を順番にかぶせてボワー。
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