旦那さんも直前まで着いてきてくれて
手術室前の扉でバイバイ
受付を済ませていざ手術室へ
担当医じゃなくて、毎週水曜日回診してる人(お偉い先生)が出迎えてくれた上にベットから移動するときも背中に麻酔入れる時もサポートしてくれて声掛けてくれて
回診の意味あるのとか言ってごめんなさい優しい声と手が凄く安心感があります
と心の中でお詫びと感謝
そんな感じで病室のベットから想像以上に狭いベットに移動し、あれよあれよという間に身ぐるみ剥がされ(笑)
気づいたら、半ケツで背中丸めさせられて腰への麻酔
チクっとしたと思ったらぐぐぐぐーっとなにか入って来るのがわかる感じのやつ
まぁ、痛いよね
でも、押さえてくれてるお偉い先生に「全然平気そうだね」と声掛けられ
「いえ、痛いです。痩せ我慢してるんです」
と応えながら、何度か刺される注射に耐え
仰向けに
仰向けになるのがほんと苦手で
何もされてなくても苦しい
胸のところについたてをされて、タオルとかで覆われ目の前はそのタオルだけっていう視界
その空間でもなんか気持ち悪い
右に血圧計、左にサチュレーション計が付けられると手首を縛られてうごかないようにされ
ほんと拷問されてるみたい
そのうちに足が痺れて尿カテ挿入(麻酔効いてるはずなのに痛かった)
小さな小瓶を体のあちこちにペタペタされて「冷たいですか」のチェック
胸から下は冷たくないけど触られてる感じは全然あるから怖くて「普通に触られてる感じはあるんですけど大丈夫ですか」と思わず質問
冷たさを感じなければ痛覚はないから大丈夫ですよ
と言われたけど怖い怖い怖い
吐き気にも襲われ
気持ち悪いです
と近くの方に言うとお薬入れてくれたらしい
手術始まるまでの間もお腹を押されたり、ゆっさゆっさされたりで、気分最悪
そうして、ようやくようやく手術が始まりました
腕を動かせないストレスと目の前の視界を奪われてるストレスと
痛くはないけどお腹の中身を力いっぱい引っ張ったり押したりされる気持ち悪さとで頭おかしくなりそう
生まれる前お腹押しますよー
って誰かが耳元で言ってた気がするけど
生まれる前どころか既にめちゃくちゃ押したりひっぱったりされてますよーって心の中でツッコミ
バースプランに実況中継してほしいと頼んでたのに大して中継もしてもらえず
顔の横にいた看護師さんが「生まれますよ」と声掛けてくれた瞬間に
この世のものとは思えないほど可愛い小さな声で
ほにゃー
という泣き声が
この一瞬だけ気持ち悪さが吹っ飛び
よかったーー
泣いてる
と感動
1分後にも妹ちゃんが
ほにゃーー
っと泣いたー
35週だし、双子だし、ちっさいし
上の子達とは比べ物にならないくらいか細い声だけど
2人とも元気に生まれてきてくれたことに感動
隣にいてくれた看護師さん邪魔で
ついたても邪魔で処置してる姿も見えなかったけど
2人の小さな泣き声が聞こえてることだけで本当に嬉しくて素晴らしい瞬間でした
が、ここでトラブル発生
この日のこの瞬間の為だけに買ったデジカメにメモリーカードが入ってなかった
ぱぱさーーーん
と心の中で叫びましたよ
本体に保存出来る枚数3枚
うそでしょーーーーーーっ
たったの3枚
試し撮りしてたちびちゃんとの写真消していいのでベビ達を撮ってください
っておねがいしたんだけど
あとで見たら、ちびさんとの試し撮り残ったまま
ベビ達3枚
ちびさんと笑ってる私が憎い
そうこうしているうちにあっというまにベビ達は去っていき
そこからがまた地獄
ベビ達いなくなったら眠らせてほしいって頼んでたのに眠らせてくれない
再び両腕縛られて両肩痛い
痛み止め入れてくれるって言ったのに全然効かないし
酸素マスク中途半端に顔にのせられて、ゴムの臭いだけして気持ち悪い
吐きそうだし、両肩痛いし、お腹の中相変わらずめちゃくちゃひっぱったり押したりされてる感覚がほんと気持ち悪い痛覚はないかもしれないけど鈍痛みたいな感じで拷問
せめて腕に自由を
このついたて外して下さい
体を横向きにしてください
なにより寝かせてください
と頭の中でぐーるぐる
やっと手術が終わった頃には、グロッキーすぎで
意識はあるから、受け答えはできるけど
話しかけないでー
って
がんばったねとか
おめでとうとかもいいから
今はそっとしておいて
って感じ
ベッドのまま病室までもどったけど、ベットが動くと酔う
気持ち悪い
病棟で待ってくれてた旦那さん
「ただいま」とかろうじて声を発して
死にました
帝王切開
私にとってこれまでに経験したことのないほどの拷問でした