で迫るニッポンの子育て」(2016年1月31日・3月27日放映)に出演されていた
京都大学大学院教員学研究科 明和教授による基調講演がかなり面白かったので
第4回 KCOIシンポジウム
しなやかほっこり社会の実現に向けて「子育て支援」を考える
開会挨拶 野村剛氏(プロジェクトリーダー)
『COI4年目、2017年度からより多くの「子育て支援」の取り組み
行政と大学うまく役割分担できれば・・・』
基調講演「子育てにおける世界・日本の課題」
明和雅子(みょうわまさこ)氏
世界・日本の課題というよりは→ホモ・サピエンスの課題について話します
「ふつうに育てれば(ほとんどの場合)ふつうに育つ」
進化の過程でヒトが環境に適応しながら獲得してきた子育てスタイル
しかし、現代は子育て環境の目まぐるしい変化
ふつうってどんな感じ?
◆チンパンジーとヒト:700万年前に進化の過程が分かれる
ふたつを比較することで 「類似性」「差異性」探る
野生のチンパンジー
・母親による養育拒否はまず「ない」。子どもが独り立ちする6歳~8歳ごろまで母が一人で産み育てる、一人立ちしてから次の子を産む
・母親が死亡しない限り母親が養育(他社に預けない・他人に触られるのを嫌がる)
飼育下(動物園など)でのチンパンジー
・2例に1例「育児拒否」
・群れで生活していないから、育て方知らない→いきなり生まれてパニック!
養育行動は遺伝ではない
みなしごを育てるチンパンジー:60年間で13例、
ほぼ血縁者(祖母、叔母など)10例・非血縁者=他人、未経産の若いメス3例
◆ヒトの子どもは自立に時間がかかる
まだ子どもが幼いにも関わらず、次子を出産する
「共同養育」のスタイル確立
◆非血縁者による養育が成立するには
【母親側】
・非血縁者に対する「信頼」
・非血縁者が子どもに触れることを「許す・慣れる」
【非血縁者側】
・子どもに触れたいという興味
・子どもに触れる「機会・経験」を得る
◆養育には2つの脳のシステム必要
・ミラーニューロンシステム
まねっこ、相手の動きを自分のことのように自動的に理解
相手が悲しいと自分のことのように悲しい
・メンタライジングシステム
自己と他者を切り離して相手を理解する
表面には表れない心の状態をイメージ・推論する機能
親は子どもができそうなとき、手助けする(サポートする)
※30歳くらいにならないと確立しないらしい、チンパンジーの脳にはこのシステムはない
◆チンパンジーの「教えない」教育
子供の手を取って教えることはない
子どもは見よう見まねで試行錯誤しながら自ら学ぶ
◆3組のグループにわが子が泣いている映像を見せる実験
グループ1 主に母親が養育している家庭の母親に見せる
グループ2 主に父親が養育している家庭の父親に見せる
グループ3 たまに子育てを手伝うだけの父親に見せる
最も早くに脳が反応した部分
グループ1 ミラーニューロンシステムが活動
(わが子が泣いていると自分のことのように悲しみを感じる)
グループ2 ミラーニューロンシステムが活動
グループ3 メンタライジングシステムが早く働く「何で泣いてるの?」他人事
→ここで、夫婦間のギャップが生まれる
グループ1と2により 性差ではないことが分かる
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