リンデンバウム171 | 中二病かーちゃんが書く物語

中二病かーちゃんが書く物語

いつか子供達が読むことを夢見て、恥ずかしがりなかーちゃんはこっそり小説を書いてみてる訳で(笑)
ピクシブ版がまとまって来たので、アメブロ版毎日更新中♪

ヘタクソなんで、気にしないでくだしぃ(● ´-` ●)
我が家の姫猫様たちの気ままな日常もお届け中(笑)

「こんなに美しい方をこのような控えの客間でお待たせしてしまった御無礼をお許しください。」

礼を尽くしてくれたのだろうが、でっぷりと太って、更には加齢のためかあちこちが赤黒く変色した顔で笑いながら手の甲に口着ける村長に、グリンダは鳥肌を立てながら引きつった笑顔を向けた。

社交辞令の後、早速〈主〉との会食を申し込んでみた。

「村長様にはお忙しいとは存じますが‥…、私共の主は光の国の財務大臣の令嬢、フォルセッタ様でございます。父上に代わり、彼方此方の町や村を視察される旅の道中にございます。」

レイは吹き出しそうになるのを必死で堪えて、カタカタと震えた。

財務大臣には確かに〈フォルセッタ〉という娘が居たが、ルゥルゥとは似ても似つかない痘痕と団子鼻を持った女の子。

何度か乗せて出掛けた事がある。

〈グリンダ様、何故フォルセッタ嬢を選んだんだろう?〉と考えれば考える程、可笑しくて今にも笑い転げてしまいそうだった。

「折角訪れた氷の村なので、村長様とご家族様、皆様にご挨拶を兼ねて会食をされたいと申しております。今夜のご予定は如何でございますか?」

グリンダは上手い具合に〈今夜〉の話に持ち込んでみた。