リンデンバウム167 | 中二病かーちゃんが書く物語

中二病かーちゃんが書く物語

いつか子供達が読むことを夢見て、恥ずかしがりなかーちゃんはこっそり小説を書いてみてる訳で(笑)
ピクシブ版がまとまって来たので、アメブロ版毎日更新中♪

ヘタクソなんで、気にしないでくだしぃ(● ´-` ●)
我が家の姫猫様たちの気ままな日常もお届け中(笑)

「女将は大変だったのか?」

グリンダが尋ねると、レイは苦笑いをした。

「まあ‥…それなりに。」
「そうか。ご苦労であった。」

何となく手こずるレイが想像出来て、顔がニヤけてしまう。

笑っているのを悟られぬようにグリンダは歩を速めた。


村長の家の前には馬車が停められていて、立派な家と大きな馬車を見て一目で〈そこだ〉と解った。

「来客中ですかね?」

長身のレイが玄関脇の小窓を覗き込む。

「さぁな、我の知るところではない。」

全くお構いなしにグリンダはドアを開け、中に向かって声をかけた。

「どなたかいらっしゃいますか?村長様にお目通り願いたく、お伺いいたしました。〈光の国の役人〉にございます。」

〈グリンダ様っっっっっっっ!〉

レイは腰が抜けてしまいそうだった。

度胸があるのは重々承知してはいるが、あまりにも不躾な行動に度肝を抜かれた。

しかも、宿屋に泊まる時についた嘘八百の〈光の国の役人〉を名乗っている。

道すがら、お互いに聞いた話を伝え合いながら来たので目的は判っていたが、グリンダの真意が見えずにハラハラとするばかりだった。