水の国から火の国までの行程が、この旅で一番長い。真反対の海沿いまで行かなくてはならないからだ。
〈効率良く‥…〉と口に出すものは誰も居なくなった。
カイルに与えられた使命を理解して共に旅をする事を選んだのだから、当たり前のことではあった。
「今度は途中に氷と風のエルフが集まる村を通るんだよね?」
ルゥルゥは改めて今回進む道を確認した。
夕べの夕食に出向いた酒場で、皆揃って次の旅の計画を練った。
街道の情報を集めたり、宿場街の情報を集めたりと地図を広げて五人で次の旅について語り合った。
「光の国を抜ける街道が一番大きくて安全で最短のなのだが‥…」
何通りかある道の中の〈最良の道〉を指差しながら呟いたグリンダのその台詞には、ルゥルゥが全力で反対した。