リンデンバウム101 | 中二病かーちゃんが書く物語

中二病かーちゃんが書く物語

いつか子供達が読むことを夢見て、恥ずかしがりなかーちゃんはこっそり小説を書いてみてる訳で(笑)
ピクシブ版がまとまって来たので、アメブロ版毎日更新中♪

ヘタクソなんで、気にしないでくだしぃ(● ´-` ●)
我が家の姫猫様たちの気ままな日常もお届け中(笑)

木の国と違って岩だらけの街は殺風景で、心なしか人々の姿も〈ゴツゴツ〉として見える。

「ルゥも早く用事を済ませて次の国に行きたいんだよね‥…」
「そうなんですか?」
「だ、だってさ、この国なんだか寂しいしさ!」

ルゥルゥはカイルと並んで話しながら歩いた。

そもそも、この国の王子との婚儀から逃れるために〈家出〉を敢行した訳であるからして、居心地が良い訳はない。

本当は今すぐにでも出て行きたかったが、カイルの為には我慢しなくてはならないと心の中で自分に言い聞かせていた。

「流石に後ろめたいか?」
「そ、そんなことないよ?‥…」

不意にグリンダに図星を指され、慌てるルゥルゥを見て皆は笑った。

一行は彼方此方と見物しながら、小銭を持たされたルゥルゥとエアリスは毎度の如く菓子や果物を買い食いしながら小一時間ほど歩いて一軒の宿屋に辿り着いた。

洞窟のようなその宿屋の入り口で宿泊の手続きをすると、薄暗い通路を通って部屋へと案内された。

カイルとレイが一部屋、グリンダとルゥルゥ、エアリスが一部屋。

室内に入ると岩から滲み出た地下水が床や壁にシミを作って、様々な模様が浮かび上がっていた。