リンデンバウム73 | 中二病かーちゃんが書く物語

中二病かーちゃんが書く物語

いつか子供達が読むことを夢見て、恥ずかしがりなかーちゃんはこっそり小説を書いてみてる訳で(笑)
ピクシブ版がまとまって来たので、アメブロ版毎日更新中♪

ヘタクソなんで、気にしないでくだしぃ(● ´-` ●)
我が家の姫猫様たちの気ままな日常もお届け中(笑)

一日お休みしました(● ´-` ●)テヘッw

託されたお札を祭壇に置き、胸の前で手を合わせる。

ふと何かの気配を感じた。

目を開くとそこには〈小さな黒い塊〉が浮かんでいる。

透明なような煙のような小さな塊が祭壇の上に浮かんでいて、それは次の瞬間カイルの頭に向かって飛んできた。

「痛っ‥…!」

眉間に痛みが走って、思わず声を上げた。

祈りが終わるまでの間、神殿に飾られている絵物語の壁画を見ていたルゥルゥとエアリスはその声に気づいて駆け寄った。

「どうしたの?!」
「カイル、どうしたのー?どこか痛くしたのぅー?」

カイルは〈大丈夫だよ〉と言いたかったが、どうしても身体に力が入らずにその場に座り込むしかなかった。

「夕べの野宿の疲れが出たのであろうな。ゆっくり休むが良い。」

二人が慌てて図書館からグリンダを呼んできてくれた。

その背中に背負われながら街へと戻ると、いくらか気分も良くなって来ていたカイルは照れながら詫びた。

「ご迷惑をおかけしました。もう大丈夫です。」
「無理せずとも良いぞ?」

心配するグリンダに笑いかけると、カイルは歩き出した。