リンデンバウム70 | 中二病かーちゃんが書く物語

中二病かーちゃんが書く物語

いつか子供達が読むことを夢見て、恥ずかしがりなかーちゃんはこっそり小説を書いてみてる訳で(笑)
ピクシブ版がまとまって来たので、アメブロ版毎日更新中♪

ヘタクソなんで、気にしないでくだしぃ(● ´-` ●)
我が家の姫猫様たちの気ままな日常もお届け中(笑)

途中でグリンダと別れた。図書館で調べ物をするとかで、参拝が終わり次第合流することにして。

「今日の晩ゴハンは大きなお肉が食べたいな!」
「エアリスは果物のジャムがタップリかかったパンがいいのぅー♪」

二人ははしゃぎながら階段を駆け上がって行く。

「カイルは何が食べたいの?」

手を振るルゥルゥが可愛らしくて、カイルは思わず笑顔になった。

「そうだなぁ‥…、卵料理かな?あ、でもグリンダさんとエールを飲みたいな。」

そんな他愛ない話に花を咲かせつつ階段を登り切ると眼下には都の街並み、遠くには昨日越えてきた山が身渡せる絶好の景色が広がっていた。

「わぁ‥…綺麗‥…」
「凄いなあ‥…」

三人は感動しながら神殿へと向かった。古びた神殿の入り口をくぐると、中庭に出た。

中庭にはグリンダが言っていた、見事な大木があった。

「いや‥…これは見事なリンデの木だ。僕の住んでいるところにもあったけれど、こんなに大きくなかったよ!樹齢は何年位だろうか‥…」

傾きだした陽が大木の影を地面に長く描き出している。

「この木のオイルは身体に良いんだよ。いい香りがするんだ。お茶にも使う。古来から〈愛情〉の象徴とされている木なんだよ。」

「そうなのね。素敵な木なんだ。」
「いい香りなのねぇ‥…」

カイルは二人に木の事を説明しながら〈とても素晴らしい〉と心の中で大木に話しかけながら立派な幹に触れてみた。