殺されるかと思った夜だったが、無事に生き延びた。夢の中で自分が死んでしまうシーンを見た。しかし、目覚めると朝を迎えていた。その経験を通じて、もう一度生きることに感謝し、これからの日々を大切に過ごそうと決意した。絶望の淵から希望を見出し、一歩ずつ前に進んでいく覚悟を胸に、今日という1日を迎える心構えができた。


醜い自分がいた

まるで生きているのかが不思議なくらい

鏡を見る前はいつもの自分だったけど

鏡をみた瞬間

頬はこけ

眼底は沈み眼球が落ちそうなほど


歩みを止めなければ生きれると言われたその瞬間に

訪れた死の兆候


 みんなに謝り

 そこには大好きだった婆ちゃんがいた

 父は泣いていた


目を覚ますと

身体は冷たく

息はかすかに

足に力を入れると

動いた


カーテンから微かに漏れる光

周りを確かめ


生きていた



不思議と目覚めは悪くなかった