２０２１年１２月２５日

　現在、オミクロン株はシークエンスによって診断されていますが、韓国では、アルファー、デルタ、オミクロンなど、５種類のコロナ変異株をPCRで検出可能なキットを開発し、わずか３～４時間で診断可能にしています。

　それぞれの変異株の塩基配列は既に判明しています。従って、それぞれに合わせたプライマーを作る事は容易であり、これらのプライマーを検査液に同時に入れてPCRを実施すれば、５種類すべての存在の有無が同時に判明出来るのです。

　これは、高校の生物の授業をまじめに聞いていれば高校生でも理解可能な画期的な技術です。

オミクロン株は本当に軽症なのか？

　アメリカが金を人命より優先してワクチン特許権を放棄しないために、コロナワクチンを接種出来ていないアフリカなどの多くの国では、ほとんどの人々がコロナに感染しています。

　一方、金のある先進国、特に欧米諸国では、７０％近くの人がワクチン接種を受けています。　

　つまり、現時点では世界の多くの国の人々が、新型コロナに対する基礎免疫を持っている事になります。

　無論、感染対策を徹底している中国や日本では、まだほとんどの人々がコロナに感染していません。

　コロナの基礎免疫がある人々は、それがワクチンによる物であれ既感染による物であれ、オミクロン株に感染した際、ブースター現象で効果的な抗体が短期間に誘導されますから、軽症化するはずです。

　コロナに基礎免疫がない人がオミクロン株に感染した時、はじめてオミクロン株が実際に重症化しにくいのかどうかがわかります。

　コロナ蔓延地域、それが先進国であれアフリカ諸国などであれ、これらの国家ではオミクロン株も軽症化する可能性が高いでしょう。ただし、これまで感染せず、ワクチンを拒否している人は初感染になりますから、重症化する可能性はワクチン接種者や既感染者よりは高くなると予想されます。

　一方、感染対策を徹底している国家では、ワクチンを接種していない場合、感染対策を緩めた瞬間、膨大な感染者が出る可能性があります。

　不活化ワクチンの方がはるかにmRNAワクチンよりも安全ですから、ワクチンの副作用を減らしたいなら、これまでワクチン接種をしてこず、感染もしていない人は、不活化ワクチン接種が妥当でしょう。

　オミクロン株は軽症が多いですが、それが本当にこのウイルス株が軽症である事を意味しているのか、それとも単にワクチン接種や既感染の結果、すなわち免疫記憶の効果でしかないのか、それを知るには感染しておらず、ワクチンも接種していない人がどうなるかを解析しなければなりません。

　なお、既感染、ワクチンに次ぐ、第三のファクターはイベルメクチンです。南アフリカ以外のアフリカの国々では、膨大な量のイベルメクチンが使用され、インドでも南米でも同じです。

　イベルメクチンが使用され始めて以来、これらの国々で急速にコロナ患者が減少し始めたのは医学的事実です。

　愚かな欧米諸国は、アジア人である日本人が作ったこの薬剤への妬みとワクチンが売れなくなることを恐れてイベルメクチンをバッシングし続けていますが、イベルメクチンを使用していない南アフリカでは大量にオミクロン株の患者が増加しているにもかかわらず、イベルメクチンを使用しているその他のアフリカ諸国ではオミクロン株の患者が増加していないという事実は特記すべきです。

　なお、当然ながら、イベルメクチンを使用しているアフリカ諸国ではワクチン接種が行われていませんから、患者減少はワクチンによる物ではありません。

韓国、5種類のコロナ診断プライマー開発