82歳の父が7月6日木曜日にワクチン接種。副反応で夜に発熱。
7日の21時過ぎに帰宅したら、玄関で頭から血を流して倒れていた。
あら!ご臨終と思ったら生きていた
でも、起き上がれない。玄関から上がれない。
しかも、何やら意識がぼんやりしている。申し訳なく思いつつ救急車で病院へ。
救急隊員から入院できずに戻される可能性が高いですが介護できますか?と問われるので、無理です!と答えたら、でも、やってもらわないと困りますと言い返された。
「選択肢がないのに質問した理由はなんですか?」とお伺いしたら、固まっている。なんで質問したんだろう?大の大人が固まるって、なんだろう?
このやり取りの間に受け入れ先が決まる。入院は無理ですと、別の隊員さんから告げられた。
受け入れ先は脳神経外科専門。
案の定、検査は頭部のCTのみ。結果、異常無しで、ホチキスで縫合してもらい帰宅。
皮膚はサラサラで唇も乾いているし、水を飲んでいない時間を考えると脱水状態と思われるが、そちらの処置はしてもらえない。内科的な治療のお願いをしている途中で医者は立ち去った。
一人残されたので、その辺にいた看護師にどうしたら良いのか聞いたら待合室で待つように言われた。
車椅子に乗った血まみれの父が運ばれてきた。
こんなの返されても困るのだが、それは家庭の問題だと言われ追い返される。
車椅子から自動車に乗り移れず、男性看護師に助けを求める。
家に帰ってからが大変だった。降りて、玄関の上に行くまでに1時間くらいかかった。
トイレに行けないので紙おむつを買いに出かける。ありがとう!ドンキホーテ!なんでも揃うって本当ね
父はベッドに上れそうもなかったので、廊下にマットを敷いて寝かせた。マットの上に移し、オムツをつけるので小一時間かかった。
今の私、人を殺して解体する人の気持ちを誰やりも理解できる!と思った。
そもそも、なぜ、木曜日にワクチンを打つのか?
週末にかけて副反応が出るに決まっているではないか!週末は病院はやっていないのよ!
そして、金曜日の日中に在宅診療の医師を呼ばなかった父には殺意しかわかない。
誰も頼れない辛さを実感した夜であった。