コベインのブ口グ -9ページ目

コベインのブ口グ

面白いと思っていただければ、幸い

あれからどのくらいたつのか、かれこれ10年くらいになると思います。
当時、私は仕事の関係で北海道の千歳に住んでいました。
その日、私はかねてから約束していた、函館に住んでいる友人のところに別の友人と2人で訪ねて行ったのです。

旧交を温めつつ友人の案内で函館観光をたのしんでいました。

その観光の最後は、五稜郭でした。

流石に有名な観光スポットだけあって、五稜郭は人で賑わっていました。
五稜郭タワーにのぼるため公園内を3人でたわいもないおしゃべりをしながら、歩いていたところ、ふと気付くと結構離れたところに、公園によくある車止め。
あの黄色いやつに柴犬みたいな犬がつながれていました。

そばには、飼い主らしきおじいさんが立っていました。

なんの変哲もない、よくある光景でした。
近所の人が犬の散歩がてら公園に来たのでしょう。

しかし、
問題は、その柴犬みたいな犬のサイズ。
距離が結構あったのではっきりとは、分からなかったのですが、おじいさんの肩くらいの位置に頭があるんです。
おじいさんが小柄だとしても150センチは身長があるとしたら、その柴犬?は、1メートルくらいの大きさ、ほとんどポニーくらいありました。

なんかの見間違いだろうと思ってスルーしようとしたのですが、どうにも気になり友人に尋ねました。
「なあ、変なこと聞くけど、今めちゃくちゃでかい犬いなかった?」
すると、1人の友人は、気付かなかったそうですが、もう1人が。
「やっぱり!?お前も見た?柴犬だったけどすごい大きかった。」
そこからは、見てなかった、友人置き去りで2人で、ポニーくらいあった。
いや、子牛くらいあったと、盛り上がっていると。
見逃したもう1人が、じゃあ戻って見に行こうと、言い出し元来た道を逆戻りしながら、いや、ポニーくらいだって、とにかくすごいでかさだった。
と言っていると除け者が嫌だったのか、早く戻ろうと早足で戻ったのですが、すでにおじいさんも犬の姿もなかったのです。

時間にして、2.3分くらいのものだったのでまだ近くにいるんじゃないかと、しばらく辺りを探したのですが、影も形もありません。私と目撃した友人は、狐につままれた思いになりながら、自分たちは、確かに見たと、あれは見た目柴犬なのに馬鹿でかかったと言い募りました。

見逃した友人は、残念そうでしたが、確かに見た、私達もなんだか釈然としなかった、けれども確かに見た。
もしかしたら、そんなサイズに成長する柴犬もいるのかな。
と思いながらも、なんだか不思議な体験でした。

オチは、ない。