Joyeux Noël !!(メリークリスマス!)

クリスマスから年明けにかけ、
多くの人がバカンスに入るマダガスカル。
任地にも親戚が集まるのか人が増え始め、
フェティ(パーティ)用の豚やら鶏やらも
人の数に負けず劣らず増えてきています。

そんなウキウキした空気とは裏腹に、
先月から猛烈に頭を悩ませているのが断水問題。

今日は久々に任地での日常生活に焦点を当て、
任地の断水問題に触れたいと思います。



赤土と青空と牛の群れ


任地チルヌマンディディでは、現地の住民の多くが町の公共ポンプから生活用水を汲んでいます。
朝5時前から水汲みタンクをポンプまで運び、
午前中一杯その列が絶えることはありません。

我が家にはありがたいことに、
家の中に水道が備え付けてあるため
毎日水汲みに時間を割くことはないのですが…
残念ながら任地に住み始めた1年前から、
朝から晩まで毎日安定して水が出たことはほとんどありません。

町が急激に大きくなり人口が増えたこと、
森林伐採が深刻で雨が少ないこと、
山の上にある水道施設が壊れがちなことなど、
理由は様々ある様なのですがとにかく水が出ない!

特に先月は今までで一番断水が深刻で、
シャワーや洗濯はおろか飲み水すら作れず、
飲料水確保のために商店に駆け込むこともありました。

それだけでもストレスなのですが、
問題なのが任地の厳しい暑さ。

11月は雨もほとんど降らなかったため、
朝から晩までとにかく暑い暑い!
当然、ちょっと動けば汗びっしょりなのですが
シャワーも洗濯も数日おきにしか出来ず。
夜も暑くてなかなか寝付けないため、
日本から持参した貴重な熱さまシートを使って
やっとこさ眠りにつく辛い日々が続きました…

そんな中で最もテンションの上がる瞬間が、
夕方たまにやってくる突然の豪雨!

雨季のマダガスカルの雨は日本の雨とは違い、
文字通りバケツをひっくり返した様に降るため、
雨水貯水で馬鹿にならない量が貯まります。
そのため任地の子供たちは、
雨が降ると必死の形相でタンクやバケツを手に
外に駆け出していきます。
私も彼らを見習い、家の中の桶やらバケツやら
鍋やら総動員で雨水を貯水しました。



豪雨の日の一コマ


先月は一滴でも惜しい程の状況だったため、
嬉々としてびしょ濡れになりながら貯水しました。(外にシャンプーを持ち出して雨水シャワーをしようかと迷ったくらい!笑)

そんなこんなで毎日雨乞いしながら
崖っぷちの生活をしていた11月、12月。

先週あたりからようやく雨が増え始め、
夜遅くから早朝にかけて水が出始めました。
任地の同期隊員同士、サンタさんからの
クリスマスプレゼントかな?と
喜びを噛み締め合っている今日この頃です笑

去年の雨季より乾季、さらに今年の雨季と
時間の経過とともに断水が酷くなっています。
任地で暮らす限り、帰国までこの水問題からは
逃れられそうもありません。

いつもならこれも経験だ!と
ポジティブに変換できるのですが、
さすがに先月は心身共にこたえました…

年末年始休暇は海辺の地域に旅行予定。
思う存分水のある暮らしをエンジョイして、
心も身体もリフレッシュしてきます!