Manahoana! (こんにちは!)

 

職場での出張やら任国外旅行やらで、気づけば前回の更新から2か月。

今日こそ更新しよう!と思い立った時に限って通信状態が不安定になり、

画像1枚のアップロードに30分近くかかったり・・・なかなか上手くいきません。

 

久々の更新は先月参加した職場のマジュンガ出張記録です。

1週間マダガスカル人と寝食を共にした刺激的な1週間をご紹介します!

(「トイレ活動第2弾」は現在進行中のため、また改めて更新します)

 

 

配属先DRAEPのメンバーとお揃いのTシャツで。

 

 

配属先である農業・畜産・漁業局(DRAEP)では、

毎年1回他の地域のDRAEPとの業務交換出張を行っています。

他県の田畑や漁業施設を見学し、自組織の業務に活かすための出張です。

(実際、半分以上は慰安旅行も兼ねている様子でしたが・・笑)
 
今回の出張先はMahajanga(マジュンガ)という任地チルヌマンデディ(以下チル)から
700㎞以上離れた遠い遠い海沿いの町。首都からでさえバスで12時間程かかります。
 

マダガスカル人に囲まれ、24時間逃げ場のない状況で1週間。

ポジティブが取り柄の私でも、さすがに色々な不安がよぎりました。

 

ただ、「こんな経験二度とないかも?」と思うとなんだかウズウズしてきてしまい、

不安と経験を天秤にかけ、参加を決めました。

 

体調を万全に整えて挑んだ出発当日。

バスに乗り込み、ものの2分で「これはマズイぞ」と流れる冷や汗。

というのも・・・

 

 

おしくらまんじゅう状態のバス車内。後ろにもたくさん詰まってます。

 

 

4列シートの間にベニヤ板を挟み5,6人乗り込む乗車率150%スタイル。

普段、首都~チル間の移動(約6時間)がこの形なので、

このタイプのバスがどれ程しんどいかは身に染みています。

身体の半分が座席に乗っていない状態で12時間以上・・・オーマイガー。

 

結果、トータル移動時間は12時間どころでは済まず、

「二度と出来ない(味わいたくない)経験」となりました笑

 

全身ギシギシになりながら最初の目的地であるMarovoayに到着。

しかし、泊まるはずの集会所が見当たらず、町中を探し回る羽目に・・・

「今夜は野宿かなぁ」という同僚のジョークが笑えなくなってきた頃、

ようやく集会所を発見!

 

しかし、安心したのも束の間。小さな公民館程のサイズの集会所のため、

大人1人が満足に寝転がるスペースすら確保するのが困難。

結局、男性職員は集会所の外で野宿となりました。

 

蚊やら蛾やらが飛び交うムシムシした(虫々した?)部屋の中。

硬い床にゴザを敷き、リュックを枕に眠るという最悪の環境でしたが、

朝まで1度も目覚めることなく爆睡。人間案外どこでも眠れるみたいです笑

 

出張前半の2日間を過ごしたMarovoayは、広大な田園の広がるのどかな町。

JICAが普及を進めるPapriz2の対象地域ということもあり、

豊かな水源に恵まれ、立派なダムや灌漑設備も整っています。

 

 

Marovoay(ワニがいっぱい)というユニークな名前の町

 

広大なPapriz2のサイト

 

ちょっとシャイな人力車のお兄さん

 

満潮の時刻と共に貨物船や水上バス(船)が出入りします

 

稲の種子販売所を見学。マイクを持つのは任地チルのラジオ局職員。

 

 

静かでのどかなMarovoayの町は素敵でしたが、

2日間の滞在を終えてホッとしたのが正直な感想です。

・・・あと1泊したら身体が壊れそうだったので笑

 

そんなワイルドな(?)2日間を経て、いざMahajangaへ!

後編に続きます。

 

 

朝ごはんの風景@Marovoay