例のごとく前回の投稿からまたかなり日が開いてしまいました。そしてこの間、実に色々なことがありました…

ようやく整理する時間と心の余裕ができたので、順を追って報告していきたいと思います。

マダガスカルの田舎に広がる田園風景

前回の投稿では11月19日に任地への赴任を予定していましたが、とある理由で1週間延期となってしました。その理由がなんと…


ペスト!!
"黒死病"の名前でこの禍々しいイラストと一緒に歴史の教科書に載っているのを目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

今では世界で3,4カ国ほどでしか感染者が報告されていないペスト。マダガスカルはその内でも特に毎年多くの報告が寄せられている国の一つです。

マダガスカルで未だにペストが流行する理由の一つに「ファマディアナ(遺体の再埋葬)」という伝統儀式があります。

5年〜10年埋葬した遺体を掘り起こし、遺体を巻いている布を新しいものに巻き替えるこの儀式。
掘り起こす際にペストの媒介元となるネズミが多く発生する事から、マダガスカルではなかなかペストの撲滅ができないのだとか。

ただ、日々マダガスカルで生活する中で感じる不衛生さからすると、一概に儀式だけが原因とは言い切れない気もします。

とはいえ、首都で普通に生活を送る分にはあまりペストの存在を身近に感じることもなく…私自身忘れかけていました。

ところが、任地チルヌマンディディ(以下チル)への赴任を数日後に控えていた矢先、「チルでペストの死者が報告された」との衝撃的なニュースが…!

チルでのペスト死者を報告する現地ニュース

チルへ向かう乗合タクシーでペストに感染した乗客が死亡。しかも乗合タクシーの名簿が正確に控えられておらず、どこの誰から誰に感染した可能性があるかも不明という絶望的な状況。

そんな状況下で任地に乗り込む訳にもいかず、急遽チルへの赴任は延期となってしまいました。

同期隊員が次々に任地へ出発していく中で身動きが取れない事への焦り、任地にいる同僚たちの安否などでモヤモヤとしていましたが、JICA事務所の計らいで先輩隊員の任地へ訪問させて頂くことに!

という訳で任地への赴任はしばしお預け。
次回は先輩隊員の任地アンズズルベでのOJT第二弾の様子をご報告します。

首都待機中に隊員ドミで発見したカメレオン。
「焦るな焦るな」と声を掛けてくれている様に感じました…