振り返り  | ★☆まったり☆★ 

振り返り 

日付が変わって、今日は3月25日

想い深い日付に、月日の経つ早さを実感。


去年の今日、朝の食事を摂らなかったべーに嫌な予感がした。

まさか、その日の夕方に取り返しのつかない病名を

宣告されるとまでは考えてなかったけど・・・。


3月25日は、べーと私のカウントダウンの始まりの日。


私とべーを、支えてくれた人達への感謝の気持ちと

自分自身の色んな気持ちを込めて、少しづつ振り返ってみようと思います。




べーは、動物性たんぱく質を分解する力が弱く、下痢をしやすい体質でした。

色んなドックフードを試してみましたが、なかなか合うものがなく

試行錯誤しながらも、手作り食に移行。

手作り食が合っていたのか、体重は増え、涙やけもなくなり、毛艶もよくなりました。

ウンチの状態も完璧。 『天才ウンチ』と呼び、時には『完璧ウンチ』とも呼びました。


たまたまだったのか、切欠だったのかわかりませんが、

前年に行われた、フレンチ仲間とのクリスマスパーティの日に

朝からバタバタしていたので、近所でドッグフードを買い食べさせた。

すると、その日の夜から下痢が始まりました。


何日経っても治まる様子がなかった為、『たんなる下痢』と思ってた私は

近所のA病院に通院をはじめました。

治まったかと思うと、また下し・・・と繰り返すうち、少しづつ血が混じり始め

後半は、鮮血が流れるようになった為、次の休みに仔犬の頃から通う病院に

きちんと診てもらおうと考えていた矢先の出来事でした。


その少し前に、喉に大きな腫瘍ができ病理検査に出しましたが、

『炎症性によるもの』との診断。

先生の見解は、

『何かの炎症・・例えば口内炎とかでも、こうなります。

 きっと長期に渡る下痢が原因でしょう』

私は、少々不振に思いながらも、悪性でなかった事に胸を撫で下ろしました。

でも、あれはきっと今回の病気の予兆だったんだろう。

あの時に、血液検査を行ってさえいれば、病気とうまく付き合っていける

段階だったのかもしれない。 気付いてあげれずごめんなさい。


この腫瘍ができた頃から、大量に水を飲み始めた。

水分量の多い手作り食のべーは、夏でも水をあまり飲まない。

しかし、下痢が続いてたべーに栄養をしっかり摂ってほしくて

私は、フローズンフードを買い与えていた為、水を飲む量に

『市販のフードにしたからかな?』と判断を鈍らせてしまった。

それにしても量が半端でない。 犬が大量に水を飲むと良くないと

聞いたことを思い出し、3日後の休みに病院を変えようと思った翌日だった。


朝から食事を摂らずベッドに戻ったべーを見て、会社を休んだ。

昼も食べなかった。 とりあえずと駆け込んだ、A病院で

『慢性腎不全』と診断された。 

左の腎臓は壊滅状態。右の腎臓が正常であれば、左側の摘出手術。

一刻を争うので、2・3日中に決断ください

と、宣告され帰宅。


べーは、手作り食だった為、こまめな血液検査を行ってきた。

決して先天性なものじゃない。 通院していたのにかかわらず何故??

手術をするなら、やはり主治医にお願いしたい。

12月末から、下痢で通院していたA病院には悪いが、

大切なコの命を預ける手術まで、まだお願いできる信頼がなかった。


べーは、ぐったりしていた。

私の腕の中で、呼吸が乱れながら寝るべーを撫でながら号泣した。

そんな3月25日の出来事でした。