シャーロックホームズの冒険 | バベルの図書館

シャーロックホームズの冒険

シャーロック・ホームズの冒険 (創元推理文庫)/アーサー・コナン・ドイル


「稀代の名探偵、ヴィクトリア朝のイギリスを疾走する」



このブログを始めてずいぶんたちますが、自分が最も好きな作品の一つについて書き忘れていることに気付きました。それは推理力、ストイックな雰囲気、人気、相方との掛け合い、どれをとっても史上最高の探偵と言ってよいシャーロックホームズシリーズです。


昔私がロンドンに住んでいた時、最初の住所をベーカー街にしたのもホームズ好きという理由だったことをうっかり忘れていました。(ホームズ博物館が以外に狭かったのはちょっとイメージが違いましたが。)


何度もドラマ化され(グラナダのジェレミーブレッドがマイベストです)、最近でもガイリッチーが映画化するなど、時空も国境も越えて愛されるミスター名探偵ですが今回は最初の短編集を紹介したい思います。


ボヘミアの醜聞、まだらの紐などの有名な作品12編が収められています。いずれも短く簡潔に起承転結が収められ、展開はお約束ながら、それぞれオリジナルなトリックと推理がちりばめられ、何度読んでも飽きることがありません。(個人的には赤毛組合が一番良いと思っています)。


ミステリーが深く研究された現在の視点からみれば矛盾点がいくつかあるのも事実ですがそれすら想像力で補完して楽しむのがシャーロッキアンのたしなみというものです。


科学捜査・帰納法・消去法を駆使してロジカルに犯人を推理するスタイルを確立し、またアクションとストーリー性を兼ね備え、読めばビクトリア朝時代のイギリスの社会・風俗まで目に浮かんでくるこのシリーズが、聖書の次に読まれたというのは過言ではないと思います。

難易度 ★★★☆
インパクト ★★★★☆
泣ける度 ★☆☆☆☆
笑える度 ★★☆☆☆
怖い度 ★★☆☆☆
考えさせられる度 ★★★☆☆
推定読了時間 5時間