復活 | バベルの図書館

復活

トルストイ, 木村 浩
復活 (上巻)

「純愛ブームと言うならば、これを読まずして何とする」


お久しぶりです。だいぶ間が開いてしまいました。


実は長年の放浪からようやく開放され日本に帰国する事になり、その準備でバタバタしておりブログから遠ざかってしまいました。


帰国は2ヶ月後なのですが、ようやく落ち着きまた復活という事になった次第です。


とうわけで復活を記念して紹介するのはまさに「復活」というタイトルのこの本です。ロシアの巨人トルストイの記した悲哀、純愛の大作です。映画にもなっています。


愛し合いながらも自分の将来のために相手を捨てる主人公。相手の少女は娼婦となり、無実の罪で裁判にかけられます。良心の呵責から彼女を救おうと奔走する主人公ですが、彼女はそれを彼のために否定します。


そして罪と葛藤の中で、最後はお互いを受け入れ許しあい、そして別れていく。ロシア正教という究極の博愛主義をベースにトルストイの圧倒的筆力で歌い上げられた、究極のラストに繋がっていきます。


博愛とか悲哀などというものは時代遅れの感覚かもしれません。 ですが心の有り様を自分で決めなければいけない迷い多い時代に生まれた我々現代人にとって、この小説の語りかけるものは少なくないように思いました。


難易度 ★★★★☆
インパクト ★★★★☆
泣ける度 ★★★★☆
笑える度 ★☆☆☆☆
怖い度 ★☆☆☆☆
考えさせられる度 ★★★★☆
推定読了時間 14時間