シュナの旅 | バベルの図書館

シュナの旅

宮崎 駿
シュナの旅

「小さき者達の強き魂。宮崎作品の原点といえる一冊」


宮崎監督が名誉金獅子賞を受賞という事で、宮崎監督にちなんだ作品をいくつか紹介したいと思います。


最初に紹介するのがこのシュナの旅です。ナウシカと同時期(20年以上前です)、まだ宮崎監督がブレイクする前に 書かれたチベットの民話(「犬になった王子」?)をモチーフにした絵本です。


滅び行く運命に抗い、 黄金の種を求めて旅にでる辺境の王子と彼に助けられた奴隷の姉妹。いかなる境遇に置かれても助け合い、生きようとする魂の力に涙を誘われます。


ヤックルやラムダ、辺境の国、深い谷。その後の宮崎作品にかかせない要素が数多く登場し、神秘的でありながら牧歌的でもあるまさにその後の作品の原点ともいえる一冊です。


何故映画化されないのだろうと常々思っていたのですが、どうも地味という理由で宮崎監督本人が却下してしまったそうです。ナウシカではなくこちらが映画化されていたら、その後の展開はどうなっていたのか、興味深いところです。


難易度 ★☆☆☆☆
インパクト ★★★☆☆
泣ける度 ★★★★☆
笑える度 ★☆☆☆☆
怖い度 ★★☆☆☆
考えさせられる度 ★★★☆☆
推定読了時間 30分