Design for impact | バベルの図書館

Design for impact

Eric Ericson, Anders Kristar
Design for Impact

「無意味な物に気づく事。そこから芸術は始まる」


コレクターと呼ばれる人達がいます。何かの魅力に取り付かれ、嬉々としてそれを集める人達です。絵画や骨董、時計などが代表的な物でしょうか。


ですが世の中には全く無意味と思われるものを集めているアウトサイダーなコレクターもいます。ビンのふた(これは結構メジャー?)、包装紙、中にはトイレットペーパーの芯を集めている人すらいるそうです。


実は私にも一つコレクションがあります。それはセーフティーカードと呼ばれるものです。飛行機の前のポケットに入っている避難方法や救命具の装着方法が書かれているあれです。勝手に持っていってはいけないのですが、ある時航空会社や飛行機の型ごとにデザインや趣が違うことに気づき、思わず失敬してしまったのが始まりでした。今では30枚くらいたまっています(飛行機会社の人スミマセン)。


我ながらいぶし銀なコレクションだと自画自賛していたのですが、世界は広い。上には上がいるものです。私よりはるかに多くのコレクションを持ち、しかも本にまとめている剛の者が存在しました。


それがこのDesign for impactです。最近の物は無く、主に1960年から70年代が中心ですが、当時のカードは非常にポップで今よりもはるかに遊び心に溢れている事に気づかされます。


色使いも鮮やかで、中には滑り台で海に非難した後で葉巻を吸いながらくつろいでいる絵があったりと非常にインパクト溢れるコレクションになっています。


最近は品質だけでなくデザインが良くないと物が売れない時代になってきているそうです。ですが一見ビジネスや生活そのものに全く関係ないところにある演出が世の中を面白く豊かにするのでは、と考えさせられる一冊でした。


難易度 ★★☆☆☆
インパクト ★★★★★
泣ける度 ★☆☆☆☆
笑える度 ★★★☆☆
怖い度 ★☆☆☆☆
考えさせられる度 ★★☆☆☆
推定読了時間 3時間