ダンテクラブ | バベルの図書館

ダンテクラブ

マシュー・パール, 鈴木 恵
ダンテ・クラブ

「重厚かつ若さある勢いも感じさせるマニアックな歴史ミステリー」


ダンテつながりという事でダンテクラブも紹介する事にしました。


ハーバードの文学部を主席で卒業し、エール大のロースクールまで卒業したあげく処女作である本作がベストセラー。ついでにイケメンという全くもって癪にさわる著者が書いた歴史ミステリーです。


ダンテの地獄変になぞらえて起こる殺人事件を、実在したアメリカの文豪達が解決していくという展開は映画セブンを彷彿とさせます。ですが底に流れるは雰囲気はセブン程暗くはないかなという印象です。


研究成果を小説にまとめたという事で、アメリカ文学史における知識が少々盛りだくさんに詰め込まれすぎている感はありますが、ストーリーとしてよくまとまっているため、そうした前提が無くてもミステリーとして十分楽しめると思います。


ダンブラウン氏も激賞との事ですが、エンディングに向かってのドライブ感はダヴィンチコードに軍配が上がると思います。ですが処女作にしてこの重厚感と完成度は見事というしかありません。


ダンテマニアには外せない一冊だと思います(そんな人が存在するのかは不明ですが。)


難易度 ★★★★☆
インパクト ★★★☆☆
泣ける度 ★★☆☆☆
笑える度 ★☆☆☆☆
怖い度 ★★★☆☆
考えさせられる度 ★★☆☆☆
推定読了時間 3時間