終戦のローレライ | バベルの図書館

終戦のローレライ


福井 晴敏
終戦のローレライ 上


福井 晴敏
終戦のローレライ 下



「犠牲の精神は美しい」



最近話題の福井晴敏さんの大作です。「このミステリーがすごい」や吉川英治文学新人賞も受賞し映画化もされ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いといったところでしょうか。


映画はまだみていないのですが、この小説の重量感がうまく表現されていればと期待しています。


話の筋としてはアルマゲドン ディープ・インパクト 系なのですが、舞台設定として終戦直前を取り上げている点がまず斬新でした。
ですがこの小説の最大の見所は際立った登場人物、静と動の臨場感(特に戦闘シーンの描写は圧巻です)の織り成す圧倒的な物語の展開にあると思います。


そして艦長をはじめとする男達のメランコリーなかっこよさ。この潜水艦に乗っていたら私も皆と一緒に戦って死ねるな、と本気で思いそうです。


上下でかなり分量はありますが、時間を忘れて読めると思います。




ポニーキャニオン
ローレライ スタンダード・エディション


難易度 ★★☆☆☆
インパクト ★★★★★
泣ける度 ★★★★☆
笑える度 ★☆☆☆☆
怖い度 ★★☆☆☆
考えさせられる度 ★★★☆☆
推定読了時間 15時間