堕落論 - 坂口 安吾 | バベルの図書館

堕落論 - 坂口 安吾

坂口 安吾
堕落論


「乱世の安吾の真骨頂」



前記事で堕落をテーマにしたのですが、「堕落と言えば坂口 安吾」と思い立ったので紹介する事にしました。


世が乱れると安吾が読まれると言われ、「乱世の安吾」といつしか呼ばれる(?)ようになった彼の代表作の一つです。


既存文学への挑戦者であり続け、荒廃し価値観が根底から奪われた戦後の日本で、積極的に「生きよ、堕ちよ」とうったえた彼の強靭なリアリズムは、空虚な「自分らしさ」論が氾濫する今こそ必要なのではないでしょうか?


政治不信、理解しがたい犯罪、企業の不祥事。乱れきった世の中に立ち向かう心構えとして安吾的堕落論は一つの解決策なのではと思います。


難易度 ★★★☆☆
インパクト ★★★★☆
泣ける度 ★★☆☆☆
笑える度 ★☆☆☆☆
怖い度 ★☆☆☆☆
考えさせられる度 ★★★★☆
推定読了時間 4-5時間