本日6月12日、改正著作権法が参議院本会議で全会一致で可決され、成立しました。
賛成224票 反対0票。
来年2010年1月1日から施行されます。

改正した部分(37条2項)
(3)障害者の情報利用機会確保のため、権利者に無許諾でおこなえる範囲を拡
大する。
 ・視覚障がい者向け録音図書作成が可能な施設を公共図書館等にも拡大
 ・聴覚障がい者のための映画や放送番組への字幕や手話の付与を可能に
 ・発達障がい等で利用困難な者に応じた方式での複製も可能に

現在は、障がい者向けに映画や番組に字幕や手話をつけるためには、製作会社はもちろん、権利を管理するお役所にも許可を得ないとできません。
これが無許諾で行えるようになるのですから、大きな前進です。

「バベル」字幕の願いをつなぐ市民の会では、最終的には、『DVDなどを作る時には、字幕を義務づける』という法律の実現を希望しているのですが、それに向けて一歩前進したことは、嬉しい限りです。
青森県六ヶ所村を舞台にした自主映画『へばの』が下記日時に上映されます。
興味のある方は、ぜひ。

 日時  3月22日(日)
      13・00 開場
      14:00 前座:パントマイム
      14:30 「へばの」(日本語字幕付上映)
      16:30 北村早樹子ライブ 手話付き
      17:00 終了

 場所  「フラミンゴ・ジ・アルーシャ」  http://www.flmg.jp/
     大阪市浪速区桜川1-7-27
     地下鉄御堂筋線桜川駅7番出口より徒歩1分。

 料金  1500円+500円(ドリンク代) 障害者手帳で1200円+500円となります。
     「へばの」の前売りチケットも使用可能です。


映画『へばの』については、こちらをご覧下さい。
本日、打合せを行い、今後の進め方について話し合いました。

邦画DVDの字幕について、知ってもらおうと、昨年初めて行った上映会。
「ちょっと長すぎたんじゃないか」「説明の事前準備が足りなかった」などの反省を元に、よりわかりやすく工夫することにしました。
また、上映する内容に漫才などのお笑いDVDを加えることにし、最適なものを探すこととしました。

上映内容・説明内容が整理できたら、大阪にある一般の手話サークルや大学の手話サークルに呼びかけ、出張上映会をやっていこうと考えています。

会議の中で、河内長野市議会で映画字幕の意見書が国に提出されていることが報告されました。
詳細はこちら
どのような経緯で提出されているのか、詳細を調べ、今後同様の意見書提出ができないか考えていこうと思っています。


★次回会議の予定★
 2月27日(金)18:30~大阪ろうあ会館 で開催予定です。
 興味のある方は、ぜひご参加下さい。連絡お待ちしています。

★映画「感染列島」(日本語字幕つき)を見にいきませんか?
 2月7日(土)夜、聴者・聾者一緒に映画を見に行こうと計画中です。
 もし、よろしければ、みなさんもいかがですか? 連絡お待ちしています。