美しいものを愛するひとたちは いつしか
彼女のラブストーリーに滑落していた
予定調和を裏切りつづける亜空間のメロディー
奈落へ導くテンションコード

できるだけ急いでこの惑星から出なさい
すでにこの時代ではパーティーが始まっている
仮面をつけたフェイクの大統領が何をほざこうと
それはこの惑星の出来事ではありませんから

ロックスターはすでに死んだのだ
上空で待機しているUFOは
ただ意味だけをを翻弄する

はなやかなゾンビたちのロックンロール
メロディーは私の予感をすり抜け
ファルセットとともに彼方を迂回して
次元の裏に逃亡した

彼女の肉体は滅びていく宿命なのに
その歌声は産卵されつづける

私が涙ぐんでいてもそれについて知ろうとするのは無駄だ
あなたに告げることのできる回答はどこにもない
たぶんそれはノイズとノイズのあるいはフレーズとフレーズの間に潜んでいるから

彼女が生身の人間だったら必ずどこかにリビドーを携えている
それはおそらく それほど恥じるべきことでもなくてただ・・・・・・