夜になり、みんなで牧場のおじさんの家に向かいます。
子どもたちはもう寝てしまったのか、とっても静かです。
家の中は静まり返って、窓からのぞくとクリスマスツリーがキラキラ輝いています。
「今日はクリスマス・イブだったわね・・・すっかり忘れてたね。」
「サンタさんが来る前に早く連れて帰ろうよ。」
チュッチュが家の壁にかじりつこうとしたとき、家の玄関のドアが開き、
「さあ、早くお逃げ。お前さんもサンタからのプレゼントをもらわなきゃいけないからね。早くおうちにお帰り。寒いからね。気を付けてね。メリークリスマス。」
という声が聞こえてきます。
おばさんが花壇のそばにしゃがんで何かを置いて、家の中に入っていきます。
みんなで、何を置いたのか見に行くと、三太郎のうちの一人が、柊の根元にうずくまって、
キョトンとしています。
「みんな!助けに来てくれたのか・・・もう、もう、帰れないかと思ったんだ…」と、大きな声をあげて泣き始めました。
森へと帰りながら
「今年は、なぎの木さん広場に、お願いを書くのを忘れてたね。」
「タートルが今年も書いてたよ。」
「まさか。また『サタン』って書いてるかもしれないからさ、帰りに見てみようよ。」
「それにしても、牧場のおばさんって優しいね。」
「優しくなんかないんだモー。これからはトラの乳しぼりをするんだモー。みんなはどこかに捨てられるんだモー。」
「そうね。それはひどいよね。みんなはどこに連れていかれるのかなあ?」
なぎの木さん広場につきました。
タートルったら、、、、

