どの業界でもミスは重要な問題ですが、特許の世界となると、それが顕著です。
たった一字のミスや、一日の日数のカウントミスで権利がパーになることもあります。
なので、どんな小さなミスでも、所内では大きな問題として扱います。
そのミス自体は全く問題なくても、後で、大きなミスを絶対にしないためです。
とはいえ、私は気が優しいので(自分でいっちゃいました)、
ミスに対して、怒ることはありません。(逆に怖いと思われているかもしれませんが・・・)
怒ったところで、お互い気分が悪くなりますし、
「今度からは注意する」と思ってもらうのは簡単ですが、
心構えだけでミスがなくなるのであれば、どこでもなくなっているはずです。
ということで、ミスが発生すると、必ずミスに対する対策を考えさせます。
自分がミスをしたときも同じです。
まずは反省し、なぜミスをしたかを考える、
そして、今後、同じミスを起こさないためには、どのような工程を入れればいいかを考える。
「考える」ということで、ミスした人が成長します。
場合によっては皆で議論して、共有します。
さらに、対策をマニュアル化することで、事務所全体の経験になります。
まだまだ、理想を求めて、試行錯誤を繰り返している状態ですが、
あせらずじっくりと、事務所の総合力を高めていきたいと思います。