仲直り | おもひでぽろぽろ

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想い出を綴るだけのブログです。

胸の鼓動を聞いて欲しくて、ユウスケさんの右手を私の心臓当たりに当ててみた。

「どう?」
「‥‥大きい。」
「なっ‥‥そうじゃなくて、鼓動がとても速いでしょう?」
「うん。」
「あなたに私の気持ちをきちんと伝えられるか自信がなくて。もし分かって貰えなくて、あなたが私の元から去って行くのが怖くて怖くて‥‥。」
「ごめん!俺、どうかしてたよ!もう絶対離さないよ!」
「‥‥良かった。」
「ユメ、抱いて‥‥いい?」
「うん・・・いいよ。」
 
ベッドまで抱き抱えられた。
いつも以上に情熱的なキス。
「ユメ‥‥俺の‥‥ユメ‥‥」
「ふふっ‥‥お酒臭い。」
「あ、ごめん。いっぱい飲んだから。」
「いいよ‥‥酔ってるユウスケさん‥‥激しくて‥‥ステキ。私の身体中ブランデーの香りにして?」
「そんなこと言われたら‥‥もう止まらないよ」
髪から、耳、顔中にキス。
「ここは‥‥念入りにしなきゃね‥はぁ‥‥ユメのいちばん‥‥感じるところだから」
そう言いながら両手で胸を掴んで交互に口に含んだ。
「んん‥‥あん‥あっ‥‥」

ん?
ユウスケさんの動きが変‥‥
焦らしてるのかな?動かなくなった‥‥
あれ?
眠ってる???

右手は私の左胸を掴み、右胸には口を付けたまま気持ちよさそうに眠っていた。
息をしているので死んでるわけではなさそうだ。
「よしよし。」頭を撫で撫で。
重たいので、ゆっくりと横向きに移動。
起こさないように、なるべくこのままの状態をキープ。
時折り右胸を弄って口に含み、むにゅむにゅと舌で刺激してくるので私の方は眠れない‥‥

ずっと眠れなかったんだろうな。
それにしても不思議だ。
あれだけ仕事が出来る人が、何故こんなくだらない事が分からないのだろう。

彼にとっては、仕事よりも恋愛の方が難しいのかな‥‥

ま、どんな彼でも私にとっては最愛の人だ。
いつの間にか私もそのまま眠りについた‥‥