といったのは先輩。



彼は30代半ばなのですが、半月板をいためて膝に水がたまりバスケットボールをすると痛くてもうできないらしい。




もったいない。痛くてもうできない。10年以上続けているものを辞めるというのだからたしかに痛いんだと思います。



医者に治らないといわれた、それも正しいと思います。




痛くてできない、治らないといわれたから、だから引退する。(それだけじゃないかもしれないけど)




最近、物事はいろんな角度から見なくてはいけないと本当に思います。彼も、角度を変えた見方をできればバスケットボールはまだまだできる。



自分を知るということはとても重要なことです。バスケットをやるのは週に1度だけ。怪我をして、痛みがひいたか



ら今週はバスケットをやってみよう、ではまた痛くなるのは当然だ。しばらく動かさないで筋力が落ちているところへ


以前と同じように動こうとして、以前よりも膝に負担がかかる。結果余計にひどくなる。少し知識があればわかる



ことなんですが、そこまで理解しようとする人はスポーツをやっている人でも意外と少ない。





それに加えて、人間は歳をとる。




30代半ばというのは体力ががくっと低下してくる時期なんだと思う。おそらく彼は



「体力が落ちたな」



というのはわかっていても走っていて足のふんばりがきかなくなったとか、ジャンプ力が無くなったとか、疲れが



残るようになったとか、わかっているとは思うけどそれに対応して自分や自分の考えを変化させることはしていな


ったのではないかと思う。




私のチームのメンバーも大半が30を越えていますが(それどころか30半ば)みんな体育館に来ると、着替えて靴



を履いてアキレス腱と太ももをぐぐっと伸ばしてそれでいきなりシュートを打ち始める。みんな5年前、10年前、



15年前と同じように。15年前だったらそれでも問題ないかもしれないけど、体は15年前と大きく変化している。






彼もそこまで理解して、ちゃんとリハビリをして、週1回のバスケット以外にも体を動かして、ウォーミングアップ、




クールダウンをしっかりして、体の変化とともにケアと考えを変化させれば




プロとちがってあくまで趣味で楽しむ程度なのだからまだまだバスケットはできるのだ。









私も半月板と靭帯損傷で復帰に8ヶ月かかったから少しはわかります。