高齢者のがん無治療 症状編 その2 | 【ばばこの膵臓がん無治療日記】

【ばばこの膵臓がん無治療日記】

77才(当時)ばばこ、2020年1月にステージ1の膵臓がんがみつかりました。
(2022年6月、79才で没)
お医者さんに手術で完治できると言われたけれど、がん無治療で寿命をまっとう。
家で普通に過ごしたらどんな毎日になるのか観察。
自然派のみなさんの参考になれば。

膵臓がん無治療がん放置ばばこ、

 

本日は症状編の続き、

 

亡くなる半年前くらいにがんのやる気スイッチが入ってからのまとめです。

 

(発症から約2年は、だるい以外たいした症状もなかったので、痛み止めの薬などもほとんど飲まずに普通に暮らしていた感じです)

 

2021年12月上旬の胆管炎での治療後、

 

ちょいちょい軽くお腹が痛くなるのは続いていましたが、

 

薬を飲めばすぐ痛みは消えるし、

 

食欲もあって普通に何でも食べれるし、

 

ちょっと腹水が溜まり始めた感じはあったけれど、

 

これと言って大きく体調が悪化することもなく、

 

もうしばらくこの調子が続くのかしらねえ…なんて思って過ごしていたところ、

 

年が明けて2022年の1月下旬あたりから、

 

落ち着かない日々がやってきてしまったのでした。

 

ばばこ、人生初の大規模な鼻血が出てしまいます。

 

と言っても、15分ほどで鼻血は止まりました。

 

あらー、がんと関係あるのかしらねー、どうなのかしらねー、

 

なんて思っていたけれど、

 

ネットで検索しても因果関係はわかりませんでした。

 

すると次の日に、しえーーーーー!!!

 

洗面所でばばこの口から大量の血が出て止まりません!!!

 

こ、これは、事前に緩和ケアの医師から説明されていた

 

サンズノカワを渡る合図である吐血なのでは?????

 

と思って、救急搬送でERへ行きました。

 

 

 

 

結局、膵臓がんとの直接の関連は無い鼻血ではあったのだけれど、

 

がんのやる気が本気になって免疫力が負け越してきたせいかな、

 

って感じでいろんなところに不具合のサインが出始めたんじゃないだろうかね、

 

と、振り返ればそんな感じです。

 

その鼻血のすぐ後に、

 

また胆管炎で入院するのだけれど、その時点で、

 

がんが大きくなっていることもわかって、3か月の余命もつきました。

 

一気に体調が2段くらい下がって、

 

今まで通り、毎日スーパーへ通う普通の健康的な暮らしというわけにもいかなくなりまして…。

 

いちおう普通の生活は送れるけれど、

 

療養中で静かに家の中で過ごす、

 

医師の指示により、

 

お食事は刻む、ごはんは超柔らかに炊いたものという感じです。

 

お腹の痛みが通常ほとんど出ないように、朝晩痛み止めの薬もデフォルト処方になりました。

 

その状況で2カ月くらいは良い感じでキープできていたのだけれど、

 

がんは来るときはガツンと来るのですね~、

 

最後の吐血入院前の1カ月は、

 

腹痛と吐き気止めの頓服薬や座薬を駆使して、

 

いかに苦痛なく家で生活できるか、という感じになりました。

 

そのあたりの状況を俯瞰して把握するために、

 

それぞれの症状の薬を飲んだ記録や熱を日々総合的にカレンダーに書き込んでいたものが、

 

とっても役立ちました。

 

訪問診療の先生や看護師さんに、そのままカレンダーを見せれば、

 

病状を説明するよりも、日々の体調の変化が一目でわかって、

 

正確に伝わるし、

 

がんの様子もなんとなくわかるような気もしました。

 

汚いですがイメージとしてご参考に実物のカレンダー写真です。

 

 

 

4月の前半はほとんどデフォルトの薬のみで症状は抑えられていて、

 

頓服を使わず生活できていたことが見て取れます。

 

5月の最後のほうは書き込みがすごいですね~滝汗

 

腹痛を瞬時に消すために、

 

麻薬系の薬をバンバン使っちゃた時には、一瞬せん妄(認知症みたいな感じ)も出ましたね~滝汗

 

麻薬を抜いて違う薬に変えたらせん妄もすぐに消えてくれて良かったけど。

 

結局、痛いよ~、痛いよ~って激痛に苦しむことはなかったので、緩和ケアって素晴らしいニヤニヤ

 

吐き気も最後の2週間くらいはけっこう出てきたけれど、

 

座薬とかを駆使して、吐き気がするだけで、実際は嘔吐もほとんど無かったし。

 

さらに最後の最後のほうは、けっこう高熱が出ましたね~。

 

そういえば、ばばこの場合は背中の痛みは最期までありませんでした。

 

腹水と足の甲の浮腫はあったけれど、

 

ただふくらんでるだけなので、そのまま放置。

 

がん悪化のサインのひとつって感じでした。

 

そんなこんなで、ついにサンズノカワを渡り終える前の決定的な症状の吐血がありました。

 

症状としては、ここまでです~。

 

ちなみに、吐血で病院に救急搬送されるまで、

 

食欲はあって直前まで食べていた、

 

だいぶ弱弱しいけれど自力で歩いたりギリギリトイレもできる、補助器具付きで何とかお風呂も入れる、

 

という、今思えばラッキーな状態だったような気もします。

 

ばばこ、よかったねニヤニヤ

 

 

 

がんの最後は百人いれば百通り、けっこう人それぞれだったりするのでなかなか予測が難しい…。

 

医師や看護師さんたちにも聞いてみたけど、やっぱりそんな感じのこと言ってたなあ…。

 

そりゃそうなんだけれど、下記の動画、最近たまたま見て、

 

もしもがんになったときの事前の心構えとして知っておくと安心だと思いました。

 

 

 

 

ばばこも半分くらいはこの動画の内容に当てはまっていたと思う。

 

まだまだ生きそうかも~なんて思っていたら、急に悪くなるってのは、

 

がんの特徴なんだろうな。

 

この緩和ケア医、ドクタートッシュさん、貴重な動画作成していただき感謝です。

 

それから、皆さんからいただいた温かいコメントの返信を6月あたりの古い日付のものから順番にさせていただいておりまして、

 

(返信したくてしてるのですが、なかなか時間がなくマイペースでやってまして…)

 

とんでもなく忘れたころのタイミングで鬼娘から返信が来ても笑って流してくださいませ~ニヤニヤ

 

次回は、医療サービス編をまとめてみよう~。