アン・サリヴァン さん

アン・サリヴァンことジョアンナ(アン)・マンズフィールド・サリヴァン・メイシー
(Anne Sullivan、またはAnnie Sullivan Macy、Johanna Mansfield Sullivan Macy)
 通称「アニー」。
 日本では「サリバン先生」の名で知られている。

1866年4月14日生まれ、
1936年10月20日、70歳没。

アメリカ合衆国マサチューセッツ州フィーディング・ヒル生まれの家庭教師(ガヴァネス)。
 ヘレン・ケラーの家庭教師。
 ヘレン・ケラーは彼女のおかげで、目、耳、声の三重の身体障害を克服した。

3歳の時、目の病気トラコーマとなる。

9歳のとき母親が亡くなり、
結核によって身体が不自由になった弟のジミーとチュークスバリー救貧院へ移り住んだ。
弟はすぐに亡くなり、アン自身も目の病気の悪化によって視力を失う。
その時に病室にて弟の死と自分が盲目ということで鬱状態となり、
一切の食事を拒んだが、
その病院の看護婦に毎日キリスト教の教えを説かれ、
徐々に心を開いていったとされる。

1880年10月、
14歳のときに、マサチューセッツ州ウォータータウンにあるパーキンス盲学校に入り、
訓練と数度の手術の結果、視力を回復する。
 ただし光に弱く、常にサングラスをかけていた。

1887年3月3日、ヘレン・ケラーの家庭教師として教えはじめた。

その後、パーキン協会、ケンブリッジの女子学生対象の大学への進学を援助し、
1900年、遂にヘレンはラドクリフ大学(ハーバード大学の女子学部)へ入学することができた。

またヘレンの旅行に際してや、様々な講演旅行へ同伴することにより、彼女を支援し続けた。

1936年10月20日、冠動脈血栓症によりニューヨークのフォレストヒルズで死去。
70歳没。

ウィリアム・ギブソン による戯曲 『奇跡の人』(The Miracle Worker)
 重苦の障害を克服したヘレン・ケラーと、
 彼女に奇跡を起こしたミラクル・ワーカーである家庭教師のアニー・サリバンを描いた作品。
 アン・サリヴァンの記録をもとに書かれた。
 アン・バンクロフト(タイトル・ロールであるアニー・サリバン)とパティ・デューク(ヘレン・ケラー)が演じて1959年に初演された。
 映画化作品:
  1962年公開、『奇跡の人』(「ヘレン・ケラー物語」)(モノクロ)
   1963年10月日本公開。
   アーサー・ペン監督
   アニー・サリバン役:アン・バンクロフト:1962年アカデミー主演女優賞
   ヘレン・ケラー役 : パティ・デューク:1962年アカデミー助演女優賞
  1979年公開、『奇跡の人』(カラー、テレビ映画版)
   プライムタイム・エミー賞 作品賞 (テレビ映画部門)受賞
   ポール・アーロン監督
   アニー・サリバン役:パティ・デューク
   ヘレン・ケラー役 :メリッサ・ギルバート











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