ジュリー・ロンドン さん

ジュリー・ロンドン(Julie London)
 本名:ゲイル・ペック(Gayle Peck)
 別名:Julie Peck

1926年9月26日生まれ、
2000年10月18日、74歳没。

アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタローザ生まれの女優、歌手。

俳優のエージェントをしていたスー・キャロル(故アラン・ラッド夫人)にその美貌を評価され、
芸能界にスカウトされる。

1944年製作、1951年7月17日日本公開、 『ジャングルの妖女』Jungle Woman) で映画女優としてデビュー。

『赤い家』『愛と血の大地』『機動部隊』などの映画にワーナーニューフェイスとして出演したが、
女優としては幸運に恵まれない下積み時代を過ごした。 

1947年、役者のジャック・ウェッブ(Jack Webb)と結婚し、徐々に主婦業に集中。
二人の娘を出産。
1953年、離婚。

ボビー・トゥループ(Bobby Troup)の勧めで芸能界へ復帰。

歌手に転向し、ナイトクラブで歌うようになる。
ジャズピアニストで「ルート66(Route 66)」の作曲家としても有名なトゥループの指導を受け、本格的なジャズシンガーとしてのキャリアをスタートさせた。

1955年、ファーストアルバム『Julie Is Her Name(邦題:彼女の名はジュリー)』を録音。
同アルバム内からシングル・カットされた「クライ・ミー・ア・リバー」(Cry Me a River)がヒットして一躍人気歌手となる。


vladimirsmartins さんが 2008/07/18 に公開
JULIE LONDON - CRY ME A RIVER

https://youtu.be/DXg6UB9Qk0o

同時に映画活動も再開。
『女はそれを我慢できない』『西部の人』などに出演するなど、一躍スターとなる。

歌手としては主にスタンダード・ナンバーを数多く歌い、レコードを発表している。

また、「You'd Be So Nice To Come Home To」(帰ってくれれば嬉しいわ)は、
日本ではヘレン・メリルの歌唱がよく知られているが、
アメリカではジュリー・ロンドン版もヒットした。

1957年、「いるかに乗った少年」
 ソフィア・ローレン、アラン・ラッド 主演の映画 『島の女』 (原題:『Boy on a Dolphin』)主題歌。
 ジュリーは歌のみで出演はしていない。

1957年4月19日アメリカ公開、
1957年6月18日日本公開、
ギリシャを舞台とした冒険/ロマンス映画 『島の女』(Boy on a Dolphin)
 ギリシャで撮影された初のハリウッド映画。
 監督:ジーン・ネグレスコ
 原作:デヴィッド・ディヴァイン
 脚本:アイヴァン・モファット、ドワイト・テイラー
 音楽:ヒューゴー・フリードホーファー(アカデミー賞作曲賞ノミネート)
  主題歌:
   「イルカに乗った少年」 歌:ジュリー・ロンドン
   「ティナフト」 歌:ソフィア・ローレン
 出演:ソフィア・ローレン(本作がハリウッド進出第一作)、アラン・ラッド、クリフトン・ウェッブ、ホルヘ・ミストラル、ローレン・ネイスミス、ピエロ・ジャグノーニ、アレクシス・ミノティス、ガートルード・フリン、チャールズ・フォーセット
 主題歌の「イルカに乗った少年(Boy on a Dolphin)」が大ヒット。
 島の女 allcinema



Classics Cast さんが 2018/04/20 に公開
Boy On A Dolphin: trailer - April 19, 1957

https://youtu.be/utouEFU4wIA

lemikeyles さんが 2011/10/02 に公開
Boy on a Dolphin (島の女)-Julie London & Sophia Loren

https://youtu.be/x_l2v71uD4U

島の女 - トピック さんが作成した再生リスト
人気の動画 - 島の女

https://www.youtube.com/playlist?list=PLyb_6BxPLOTl1VSqVOpdPWDX85vauihcI

1959年12月31日、トゥループと結婚し、トゥループのプロデュースでアルバムもリリース。

1962年公開の映画 『酒とバラの日々』 のテーマ曲
「酒とバラの日々」(Days of Wine and Roses)をカバー。
 作曲:ヘンリー・マンシーニ 作詞: ジョニー・マーサー
 1962年度アカデミー歌曲賞。
 グラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀編曲賞を受賞。

lemikeyles さんが 2011/10/05 にアップロード
Days of Wine and Roses (酒とバラの日々)-Julie London
1962年 アメリカ映画 「酒とバラの日々」
from movie "Days of Wine and Roses" 1962 USA
Theme Music(テーマ曲)
 "Days of Wine and Roses" Performed by Julie London
 「酒とバラの日々」歌:ジュリー・ロンドン
cast(配役)
 Jack Lemmon ジャック・レモン (Joe)
 Lee Remick リー・レミック (Kirsten)
Director(監督) Blake Edwards ブレイク・エドワーズ
Music(音楽) Henry Mancini ヘンリー・マンシーニ

http://youtu.be/jeCV7JVj6Bw

Moriyama Sakiko さんが 2015/03/06 に公開
Julie London ‎– Days Of Wine And Roses

https://youtu.be/OlML2aXIBy0

1964年5月28日、ボビー・トゥループ楽団とともに来日。
 その時の様子は特別番組 『The Julie London Show』(TBS)として録画されている。

Adam Lopez さんが 2011/11/17 に公開
The Julie London Show - 1964
--"The Julie London Show" - May 28, 1964.
--Produced by TBS-TV at Studio "G", Japan
・・・

https://youtu.be/wlFxcpiguEw

vladimirsmartins さんが 2008/07/18 に公開
Julie London - Bye Bye Blackbird
From the laser disc "Julie London Show", with the Bobby Troup Quintet, recorded on May-28-1964 in Japan.

https://youtu.be/DfANFQOLGKA

その後はテレビドラマ『エマージェンシー!』などでテレビや映画に出演しているものの、
歌手としての一線は退いている。

1995年、脳卒中で倒れてから体調を崩すようになる。

2000年10月18日、カリフォルニア州エンシノにある病院で、心臓病のため74歳で死去。
 ジュリーがかなりのアルコール好きだったことが死因に関係しているとされる。







ジュリー・ロンドン - トピック さんが作成した再生リスト
人気の曲 - ジュリー・ロンドン
https://www.youtube.com/playlist?list=PLG-PNB9e7RuwH_XKKUKPD1ZhsGVefhW1C


なお、演歌歌手 八代亜紀 は、
小学5年生の時、たまたま父親が買ってきた ジュリー・ロンドン のレコードを聴き、
そのハスキーボイスに魅せられた。
もともと自身もハスキーボイスの持ち主だった八代は、その声に若干のコンプレックスがあったが、
ジュリーの声質に勇気づけられ、クラブ歌手になることを意識するようになった。

ジュリー・ロンドン(Julie London) allcinema

ジュリー・ロンドン インターネット・ムービー・データベース(英語)

EMIミュージック・ジャパンによるアーティストページ



ありがとうございました。



コメントされる方へ
コメントは承認後に公開されます。
記事と関係ないコメントは承認しないのでご遠慮ください。