今度再入荷するTシャツ、
I BELIEVE IN MIRACLES
1976年の作品。
好きになれば何年でも聴ける名曲。
コレ、80年代まで忘れ去られていたのだが、レアグルーブというクラブシーンで再評価された曲なのだ。
レアグルーヴ…、
rare groove
音楽好きな方、ルーツミュージック好きな方なら、言葉だけはどこかで耳にしたことがあるかもしれない。
その筋のレコードコレクターの方やDJの方には今更のオハナシ、
知らないけどちょっと知りたい方のために。
簡単に言うと、
80年代後半に、ロンドンを中心に興った、70年代のソウルミュージックをメインにしたファンキーなサウンドを、「今」の感覚で、有名無名関係無く再評価する、というDJ〜クラブシーンでのムーブメント。
レアなグルーヴ、という名の通り、DJ達は、より知られていないレアな音源を求めて、チャートに関係なく、「今の感覚にフィットする珍しいグルーヴの音源」を掘り起こして行く…。
と、説明すると難しい世界になっちゃうので、
ここは、僕らが青臭い頃、レアグルーブ、ひいてはソウルミュージック、ブラックミュージックをどう感じていたかに触れたい。
80年代当時は、70年代とは、ひとつ前の時代、終わった時代、
ファッションにしても音楽にしても、下手すると「ダサい」時代だった。
最新のチャートや、ニューウェイブに行くか?
50年代から60年代の音楽を掘り起こすか?
70年代という選択は、ほとんど無かった。
そして、単なる音楽マニアでなく、ファッションと音楽をリンクさせている人たちは、
どんな装いをし、何を聴いているか?は重要。
当時は、ロックの世界では、アメリカよりも断然ロンドン!
パンク→ニューウェーブ→ネオロマンチック、という流れで、
ビートルズ時代に次ぐ、「第2次ブリティッシュインベージョン」と呼ばれた時代。
ロンドンで流行ってることは何でもカッコいい、そんな空気。
カラフルでスタイリッシュなロンドンファッション、モダンなニューウェーブやテクノっぽいサウンドは、ロックのチャートを席巻していた。
ひとつ前の時代の70年代のフィーリングは、フレアなズボンのイメージと共に、凄まじく野暮ったくてダサいと思っていた。
そして、メジャーな世界に飽きると、
「アンダーグラウンド」では何が流行ってるか?が気になってくる。
この、「アンダーグラウンド」に興味持つかどうかって、結構「壁」なんだよね〜。
ひとつは、インディーズレーベルのネオアコースティックなどの、ロックサイドの流れ。
もうひとつはクラブシーン。
以前も書いた、バンドの仲間内の情報合戦では、まだ60年代のバンドを中心に探っていたんだけど、
そのうちの1人、ま、やはりsend&returnのテラカドカツヤ氏なんだけど(笑)、
レコード屋で買い物してる時、
「これからは70年代ソウルだよ。」
と、ポロっと言ったのを今でも覚えてる。
僕は、「冗談だろ?」と思った。
ヒップホップを日本の地方都市で知るかどうかのタイミングだ。
ソウルミュージック、
そりゃあ、レコード屋いけばコーナーがあるから名前は知ってるけど、
その棚を見ると、全て黒人、
いや、コレ差別的な視点ではなく、
ロックファッションとリンクさせて音楽聴いてると、自分に投影不可能なヴィジュアルは、
なかなか相容れないもの。
そのサウンドなんかは想像すら出来ない。
どんな人達が聴いているのかも、とても視野の狭い僕にはわからないものだった。
スライ&ファミリーストーン?
スティービィーワンダー?(名前は知ってた)
JB's?
そして、
「今ロンドンでは、レアグルーブって言う70年代のソウルが流行ってるんだよ。」
と言われた。
ゲド、
僕はついていけなかった。
まだまだ60年代のロックが好きだった。
続く。




