for music lovers!

send&returnという、とてもプライベートなレーベルについて。

音楽カルチャーの匂いがするこのシリーズのデザイナー、

実は、僕が10代の頃に一緒にバンドをやっていた人物、

テラカドカツヤ氏によるもの。

僕は彼に導かれて、様々なカルチャーを知り、大袈裟でなく、「今に至る」。

ロックカルチャーもちろん、ビートニクやヌーベルヴァーグ、様々な書籍や映画…。


彼を始め、その頃のバンド仲間と、

誰がカッコいい情報を持ってくるかのせめぎ合いの経験は、今でもかけがえのない財産、この仕事やる上でのしっかしとした礎となった。

テラカドカツヤ氏はいつも一歩先んじてる存在だった。

しかし、高校卒業と共に、僕以外はみんな、せーの!で上京。

1人水戸に残った僕はババクールへ。

場所は離れ離れで、多くて年1程度しか会わなくなっても、濃密な関係性は変わらず。

テラカドカツヤ氏は、東京で絵やデザインを学び、クラブキングにも在籍、アートやデザイン、アパレルと精力的に活動していた。

が、ある時期から疎遠になっていた。

しかし、

SNSの時代が来て、音信が繋がるようになって、SNSを通してコミュニケーションをとり、近況くらいはチェック出来るようになった。

そんなある時、

これの画像がアップされた。


その時はTeeシャツじゃなくて、デザインだけだった。

思わずコメントで、

「ナニコレ?カッコいい!何かやるの?」

と聞いたら、

「久しぶりにシルクスクリーンプリントで服をやろうかと思って」との事。

コレのTeeシャツなら是非やりたい、

という流れで、10代のバンド以来の、共に何かをやる」という行為が再開。

MAKE IT FUNKYのTeeシャツは、お陰様で、DJ始め音楽好きな方に大ウケ、

イベントでもこんな感じに!

秋冬はパーカーなど、

ずいぶん長くやったので、一発で終わらせるより、コレからも新しいフレーズなどをどんどん出していく事に。

2作目は、僕がフレーズをリクエスト、

MAKE IT FUNKYと同じ手法でデザインを依頼。

WE GOT SOUL

B級ファンクの曲名や、ソウルやファンクのコンピレーションアルバムで見かけたフレーズ。

力強い響きがお気に入り。


以来、彼がアップしたデザインを服にプリントさせたもらったり、こちらからデザインを依頼して作ってもらったり。

コレは、僕がリクエストして作ってもらったやつ。



DAYDREAMは、もうDAYDREAMという言葉が好きだから着たくて。

今までブログでもSNSでも散々語ってきましたね^_^

下の2つは、ソウル系のフレーズを新しくやりたいなと思って、

良いフレーズを探しても、これぞ、というフレーズが見つからなくて、

テラカド氏に相談したら、即座に帰ってきたデザイン!

PEOPLE GET READYはインプレッションズから、
FUNKY STUFFはクール&ザ ギャングから。

さすがです。

そしてコレは、僕からのリクエスト。

コレは、SNSなどのメディアで、個人同士が激しく争っていたり、叩いたりと、荒れた状況を見たときに浮かんだ。

70年代のヒッピーのリバイバルじゃなくて、現在のヒッピー。

だからモノトーンしかやらなかった。

PEACE…、

壮大な世界平和とかじゃなくて、身の回りの個人同士だけでも平和に、

って感じですかね。

そしてこちらは、

そうやって新しいアイデアを出すのにまたドン詰まった時に、

SKAの好きな方(hotstepsという水戸のSKAのバンドのノリちゃんって人^_^)に相談して出してもらったフレーズ。


ENJOY YOURSELF

スペシャルズで有名な曲。

それをテラカド氏が「手描き」でデザインした物をデータ化→製版。

自分で楽しもう(胸)だって、月日の流れるのはお前が思ってるより早いんだぜ!(バック)

というメッセージ。

誰でも共有出来るし、曲を知る人が見たらニヤリとする、

この条件満たす言葉って意外と難しい。

そう、時にはお客様に聞いてしまうのもアリです。

こちらはテラカド氏のデザイン。


シュガーヒルのオールドスクールディスコラップからFUNK YOU UP、

そして、レコードをモチーフにした
VYNYL。

FUNKYOU UPは、曲中にある女性コーラスの幸せなパーティー感からインスピレーションを得たらしい。

VYNYLは、アナログレコードをモチーフにしてますが、

デザイン上、VINYLから、VYNYLに綴りを変えてます。

ビートルズの、Beetles→Beatles

バーズの、Birds→Byrds

モンキーズの、Monkys→Monkees

みたいな、60年代に流行った「綴り変え」手法。

レコードマニアにはもちろん、古くても良いもの、という解釈で、シリアスさを排除したデザインに。

バックにはそれぞれこんなデザインが。


あきらめるな!行け!

というメッセージが、ゆるいフォントでデザインされてるのがとても良い。

レコードを持った手も同様、

マニア向けだけにならないのが最高です。



こんな風にして、send&returnのプリントは生まれるわけ。



このシリーズ、

とてもシンプルで、とても伝わりやすい、キャッチーなデザイン、

実際よく売れますが、

シンプルだからといって、簡単に誰でも出来るという訳では無いと思います。

シンプルに仕上げるのは簡単ではありません。

デザインを職業に(広告や商業デザイン)している人はやっぱりすごいなぁ、と思います。

長年の蓄積に基づいた知識とセンスが無ければ出来ません。僕には絶対ムリですね^_^

VYNYLの発想なんか、すごいな、と思います。

誰もが知っている、SONYとかSoftBankのロゴもシンプルでしょう?

でも、誰もが刷り込まれている凄さ。

アレもやっぱりデザインのプロがいる訳ですから。

テラカドカツヤ氏が、デザイン界の巨匠って訳でないにしても、

そんな、響くデザインの面白さや、背景にあるメッセージを感じて着て頂けたら、とても嬉しいです。

かつてテラカド氏が所属していた、クラブキングのやっていたTeeシャツのブランドのテーマは、

「Tee Shirts As Media!」

まさにコレですよねー!