最近、リキッド店長シュンが、こんなアイテム出してこんな格好してますが、
コレ、英国音楽シーンの、彼なりの90年代回帰なのです、多分。
僕が取り組んじゃうと、懐古、
だけど、シュンがやると、リバイバルになる!
そこで、リアルタイムで80年代後半から90年代半ばまでを20代で過ごした僕の記憶を手繰ってみよう。
この頃は、様々なリバイバルが一斉に噴出した時期。
日本でも、地方でも、
伝説の番組、「イカすバンド天国」が起爆剤となって(1989年)世にも様々なジャンルのバンドがTVを賑わせ、あとを追うように高校生がバンドを組んだ。
水戸のメインストリートも、ライブのある日と言ったら、様々なジャンルのバンドマン、そしてそれを見に行く高校生が、それぞれのファッションをコテコテに決めて、歩道を埋め尽くしていた。(大袈裟ではない!)
そうした空気の中に、どんどん他のバンドのやってない事を模索するため、目新しいことやる人達はもちろん、ロックのルーツを掘り下げる派もいた。
パンク、メタル、ロックンロールなどに飽き足らず、もう少し掘り下げたルーツミュージックを、取り入れたり忠実に再現したり。
結構ハマったのは、SKAブームだ。
モッズの流れから、70年代の後半の短いムーブメント、2トーンSKAのスペシャルズくらいは知っていたが、
60年代のホンモノのジャマイカンのSKAを聴いたのは、このブームがキッカケだ。
もちろん、「ネオSKA」と称して、ギャズメイオール率いるトロージャンズなど、リアルタイムの伝道者が居たからこそだが。
こうなってくると、もっと他にもカッコいい音楽があるのではないか?
聴いたことのない年代、聴いたこのない国、まだ見ぬ海外のムーブメント、ジャンル…、
日本中、いや、思えば世界中が一斉に、ルーツミュージックの掘り起こし、再構築に向かって行っていた気がする。
僕の場合だと、ロックンロール的な音楽から、ブラックミュージックに傾倒しつつあった。
気になっていたのは、少し前のロンドンのレアグルーブムーブメント。70年代のソウルミュージックの再評価。
ロックビートからファンクビートに。
多分、同時期に同じ道を進んだ人は多いと思う。
とはいえ、まだ知り始め、
身体に染み付くにはまだ時間が。
そんな時に現れたのがこのバンド。
大好きな60年代の、ちょっとサイケデリックなギターや歌のメロディーに、ファンクなビートが絡む、今まで聞いたことのない曲だった。
コレが、マンチェスターで流行っている、RAVEというムーブメントで、ドラッグきめて一晩中踊り明かす若者たち。
そこには、ファンキーでサイケデリックでダンサブルな音楽が必要。
そして、兼ねてから新しいダンスミュージックとしてクラブカルチャーサイドから来たハウスミュージックとロックが融合した。
古い音楽と新しいダンスミュージックがミックスされた、新しいロックだった。
このムーブメントよりも前からキャリアのある、グラスゴーのボビーギレスピー率いるプライマルスクリーム
ハッピーマンデーズ
など、マンチェスターロックのバンドがどんどんデビュー。
クラブカルチャーとロックが融合、ライブハウスのロックとはまた少し違うノリだった。
よって、DJという存在もクローズアップして来た。
さて、水戸というローカル都市 というと、
クラブカルチャー?なんだ、レコードかけて踊るって、ディスコじゃないの?どう違うの?
水戸には、クラブと呼べるお店は無かった。
ディスコとの違いもわからず、クラブって場所でどんな事が行われているのか、謎だった筈だ。
バンドやってた僕としては、当時は
DJなんて自分で演奏出来ないのに人の作った曲かけてキャーキャー言われやがって、なんなんだ!
と思ったりしておりました。
バンドのブームも落ち着いて、なんかバンドマンよりDJの方が「モテる」ような空気に変わって来ていて、ひがんでいたのだ…。
しかし、マンチェスターロックのムーブメントによって、今まで相入れなかった(僕の私見かも)バンドマンとDJが接近してきた…。
さて、次回は、80年代末期から90年代を席巻したもうひとつのムーブメントに。






