これを観ないでロンドン来たとは言えないのでちゃんと行きましたSIX!!!


今年のトニー賞でもトリを飾って、認知度が上がったSIX!!!

SIXに関してはめちゃくちゃ気合を入れて、5時からの開演前にウェストミンスター寺院と国会議事堂という王室ゆかりの観光地をしっかり巡ってから観劇しました。

滞在時はご存命だったエリザベス2世のプラチナジュビリーをお祝いして、どちらも王室の展示とかがありました。

ちょっと観光についてお話しすると
二週間滞在してこの日だけ雨で…。
しかも、バッグに入れてた傘は壊れていて。
まぁテンション低い中、国会議事堂に入ったら、日本語のオーディオガイドがないと判明し、泣く泣く巡ってました。

 

 


国会議事堂は撮影できる場所が限られているので全然資料がないのですが、あのテレビでよくみる議会やさまざまな芸術品、今回の目的であるSIXのヘンリー8世や奥さんたちの肖像画などなど、世界史とミュージカル大好きな法学部生にはたまらない観光地でした。
また英語のオーディオガイドなので頭をフル回転できいて、心身ともにヘトヘトになりました笑笑
頭が爆発するかと思った、、、。



その後は隣にあるウエストミンスター寺院。
ここには日本語のオーディオガイドが!!!
心地よい日本語のガイドへの喜びとそれまでの疲れで開始10分ぐらいでベンチでうたた寝してしまいました(一人旅にはあるまじき行為)
観光地で寝てる観光客なんて格好の餌食なのに何も盗まれなくて良かったです。


やはり歴史上のさまざまな舞台になり、歴史的人物のお墓もたくさん。
様々な王族が登場しますが、割とマニアックな人まで出てくるので、日本語でも自分の世界史の記憶を辿るので頭をフル回転。世界史楽しいけど忘れるの思い出すのは結構大変。

あとはとにかく素敵なステンドグラス!
さすがとしかいえない圧巻の芸術でした。
詩人のお墓も楽しかったなぁ。

 

 


さてその後は少し観光して徒歩で劇場まで。
直前で気づきました。
SIXって上演時間めっちゃ短い、、、。
80分ほど。

5時半開演の時点で変な時間だなと思っていたのですが、冷静に計算してみると、、、。
あれ、、、ソワレ間に合う、、、ね。

ってことで開演前にカフェに駆け込み、WIFIを繋ぎ、TKTSを検索、、、。
ラインナップは微妙でしたが、意地で調べてみると、、。
近くのNovello theatreのマンマミーアの四列目センターがまだある!

ってことで急遽ソワレ行きが決定しました。

その後SIXの劇場に行くとそれはそれは長い列、、、。
圧倒的女子率。男性はカップルか親子なのがほとんど。
みんなワクワクで興奮状態、、、。

 

 

他の作品と比べると、お客さんのテンションもライブ前みたいな感じです。(実際ライブだし)

グッズショップも長蛇の列、グッズの種類も豊富で、、、。
悩みに悩んで厳選しました。

お席に関してはSIXはロンドンの中でも人気作品なのもあって予約する段階であんまり良席がなかった記憶。
今回の旅では一番後ろの席でした。

いざ座るとそこら中でヲタクトークが聞こえてきます。
ブロードウェイで見た時はーとか、先月の時はー、今日で10回目は超えてるのーとか、、、。
めっちゃヲタクいる、、、。

みんなすごい。私なんか初めてなんだけどとか思いながら開演しました。

 

 


いやーこの作品は大人気になるはず。
だってめちゃくちゃ面白いし楽しい。

各楽曲はもちろん履修済みでしたが、生は別物でした。
本当にクイーンたちのライブに参加したみたい。。。

喋り方や言葉選びは完全に現代です。
歴史上の彼女たちが現代にいたらこんな感じなんだなってイメージがすごーくしやすく、一気に親近感。

歴史物のミュージカルって、舞台になる世界観に入り込んで、その時代の環境や価値観を考えた上で感覚を掴むことが多いんですけど、SIXの場合は私たちの時代にこの人たちが生きていたら、この人がやっている行為は現代でいう〇〇とおんなじ感じかってイメージする感覚なんです。

だからわかりやすい!若年層は特に掴みやすい!

イングランドの女王たちだけど、発想や行動は現代の私たちとおんなじじゃん!みたいな親近感。

SIXの歌詞をじっくり読み砕いてみると、
現代の感覚で掴めてきます。
言葉遊びが多いので、一回だけじゃわからないけど。
聞けば聞くほど、調べれば調べるほど面白いし、彼女たちの魅力度が上がります。

本当にこの作曲作詞家天才。

韻の気持ちよさはもちろんのこと、言葉回しや言葉遊び、歴史的観点や現代の感覚も含めて文学部の教材としてめっちゃいいと思うんです。
SIXの歌詞を研究する大学の授業とかあったら楽しそう。
絶対行く。やってほしい(単位もらえなくても通う)

そして、衣装好きとしてはSIXの衣装は本当に魅力的。
なんといっても可愛いし機能的。無駄がない。
ものすごく計算された衣装で立っている時はポップスターのライブ衣装みたいだけど、座るとドレスみたいに見える不思議な衣装で。
衣装は個人的にはデザインが一番古風なアラゴンのキャサリンが好きです。
(ゴールドのヘッドピースもめちゃくちゃ可愛い。)


後一番興奮したのは照明!!!
背景の照明が素晴らしい!
直線とアーチでありとあらゆる背景に変貌自在。
教会やら◯inderの画面やら、、、。
もうこの照明アイディアは目から鱗で、、、。
照明だけ見に行くとしても損はしないと思います。
当日に訪れたウエストミンスター寺院でステンドグラスや教会の建築を堪能した直後なので感動もひとしお。
いっておいて良かったです。
検索したらlighting designのYoutubeとかめちゃくちゃったのでおすすめします!

各メンバー好きなんですけど、
私の推しはAnne of Cleves 
4人目の妻で離婚。
理由は肖像画と全然別だったから。
ドイツ出身なのでちょこちょこドイツ語が出てくるのですが、使い方がうまい。
そしてキャラが最高で、会場の歓声も彼女が一番大きかったのかも。