書くまで時間がかかってしまいましたが、実はロンドン旅行の決め手であったHeathersについても書きます!

 

 

 

日本では知名度が非常に低い本作ですが、海外のミュージカルオタクには有名で大人気な本作。

 

同名の1988年公開の学園スリラー映画を元にミュージカル化されたものです。

主演はウィノナ・ライダーとクリスチャン・スレーター。

日本だと何故か副題が加わり「ヘザーズ べロニカの熱い日」として、Unextなどで映画を見ることができます。

 

 

 

私は、Netflixで配信されている海外ドラマ「Riverdale」でのミュージカルエピソードで本作が取り上げられていたのをきっかけにこのミュージカルを知りました。

 

 

 

多分、高二の冬?あたりです。かれこれ4年前、、、。

「Riverdale」はシーズンが進むごとに脚本が迷走してしまったので、脱落してしまったのですが。

 

 

調べてみたら、Heathersのミュージカルは今は大人気の若手女優さんが出演しており、、。

 

例えばオフブロードウェイの初演は

ミーンガールズのオリジナルのジャニス役のBarret Wibert Weed。

 

 

 

ロンドンの小劇場は

レミゼのリトルコゼット、エポニーヌ、フォンテーヌをコンプリートし、アンドリューロイドウェーバーのシンデレラに出演し、今や引っ張りだこのCarrie Hope Fretcher。

 

 

 

サントラ聞いてみたら豪華だし、めちゃくちゃうまいし、曲がキャッチー。一気にどハマりしました。

舞台が80年代なので衣装も可愛いし。笑

 

学園スリラーなので、ストーリーはおすすめできる内容ではないし、割といじめが出てくるので覚えちゃいけないスラングもいっぱい出てくるんですけど、、、。

 

10代特有の葛藤や孤独というテーマがリアルな10代に刺さり、爆発的な人気を誇ったみたいです。

特に私は当時instagramでミュージカルの情報を得ていたので、Heathersの出現率の高さがすごかったをよく覚えています。

ここ最近、若者に人気な作品って「Dear Evan Hansen」とか「Be More Chill」にも共通しますが、こういう暗いテーマが多いですよね。

 

こういう作品も嫌いじゃないんですけど、何度も通うとメンタルにくるので、底抜けに明るい作品の方が好きです笑

 

 

またしても前置きが長くなってしまった。

 

劇場はthe other palace

名前の通り、The palaceであるバッキンガム宮殿から徒歩2分の場所にありました。

地理的な理由もあって、午前はバッキンガム宮殿の見学(夏季限定で中を公開しているので)、そのままマチネで直行しました。

 

 

劇場は収容人数300人くらいの小劇場ですごくカジュアルなところでした。

入ってすぐのところにグッズショップ、ヲタク仕様でグッズの種類が多いこと多いこと、まんまと調子乗ってたくさん買ってしまいましたが、、。

奥に行くとカジュアルなバーがあり、作品に合わせたカクテルやジュースもあり、こちらもまんまとオリジナルカクテルを注文。(盛大なカモ)

 

 

 

 

いざ開場すると、ステージを中心に見下ろす形で座席が構成されています。(首が疲れない!)

今回の旅行は一気にミュージカルのチケットを予約したのですが、実はこの作品が一番良席が埋まっていました。

 

 

 

 

最前列のお客さんはみんな若くて同世代くらい、そしてほぼ100%で作品のキャラクターのコスプレをしていて、衣装の過激度が減ったロッキーホラーショーみたいな感じ。

 

作品は期待以上に素晴らしくて。

誰か有名なスターが出演しているとかではなく、みんな若手なんですけど。

 

その分、パワーとエネルギーがすごくて、圧倒されたし、大学でミュージカルやっている身としては親近感がすごくて。

キャストが観客にガッツリ絡んだり、カーテンコールもお客さんのスマホでキャストが撮影してくれたり、観客とキャストが一体となって、エネルギをーを生み出して、作品が出来上がっている過程を感じる経験でした。

 

50年前にロッキーホラーショーが爆発的人気を誇った理由に納得が行きました。あ、ロッキーもイギリスか。