実はロンドン滞在で一番楽しみにしていた作品でした。そもそも映画が大好きで、、、。
バズラーマン作品はだいたい全部好きなんですけど、華やかでキラキラしてるんだけど、どこか怪しくてみちゃいけないものを見てしまった感じ。
実はわたし、ドラァグクイーンが大好きで、ルポールのドラァグレースと共に高校時代を過ごし、大学受験もクィア文化の研究を提出して、今の大学に合格をいただいているのでクィア文化はずっと触れてきていて。
だからこそ、クィア文化の要素が強くて、舞台っぽさもあるバズラーマン作品は好きな要素しかない。
演劇やミュージカルといった要素も垣間見えるんだけど、ミュージカルとは違う、映画だから成立するエンターテインメントを生み出している天才だと思ってるんです。
そんなバズラーマン大好き話は置いておいて。
だからこそ、ムーラン・ルージュのミュージカル化決定の時は発狂しました。
しかもクリスチャンがみんな大好きアーロントヴェイトとは。
何があっても絶対に見たい。
ただ当時受験シーズンだったので、全然受験勉強しなかったくせに、受験終わったらニューヨークで絶対に見る!と両親と話していましたし、実際に2020年3月末はニューヨークに観に行く予定でチケットも押さえていたのです。
しかし受験が終わった瞬間にコロナのロックダウンが始まり、そんな状況じゃなくなりました。
その後もなかなかチャンスに恵まれないまま、アーロンの出演は5月で終わってしまい、、、。
こうなったら、キャスト拘らず見るということでロンドンで見ることにしました。
そこまで念願の作品だったので、そのとき取れるとびきり良い席を予約し、そのまま調子に乗り、パッケージもつけてしまいました。
その時ポンドの値上がりを気にしてなかったんですけど、二列目センターパッケージ付きで180ポンドでした。
日本円でいうと大体3万円!高い!
(確かパッケージは30くらいだった気がする)
さてさて、当日劇場に行くと
パッケージ付きの人は入り口から違って、まずラウンジに通されます。
案内された席にはシャンパンのハーフボトルと絶対に食べきれない量のチーズボード(本当に4人前くらい)とプログラム。
そして、ラウンジ専用のお手洗い付き!(ここ大事!)
休憩時間にもここに戻って、用意されたアイスと残りのシャンパンとチーズを食べて、お土産をオーダーしました!
最後に売店に並ばずに、ここでオーダーが全部通ったのはめちゃくちゃ楽…。(欲しいこのシステム)
そしてこの時間何よりありがたかったのはラウンジ専用お手洗い。
絶対に並ばない。
最高。
パッケージ付きの方はカップルが3組、親子が1組、4人グループが1組、そして道楽娘1人。
12〜3人かな? 一人は私だけでした。笑笑
デートでこのパッケージ付きだったら最高だなってカップルの方見ていて思いました。
どうせ1人で暇なので、隣のカップルと親子の方とお喋りしてましたが、どちらも現地の方で、せっかくなら予約しちゃえとパッケージにしたとのこと。
二組ともとても素敵な方々で、シャンパンですでに英語能力が低下しているのにもかかわらず、めちゃくちゃ盛り上がりました。
そして、係の方が休憩に食べるアイスは何がいいと聞かれてから、開演3分前に席まで案内していただきました。
二列目センターなのでとにかく席がいい。近いし見やすい。
迫力が尋常じゃない。そして紙吹雪が服と鞄に入る入る。(日本版も紙吹雪やるなら服装注意です)
作品の感想ですが、とにかくすごい。素敵。圧倒的。
語彙力が落ちましたが、実際にあのスペクタキュラーなショーは詳しく説明するより、とりあえず見てくれ!そしたらわかる!ってタイプの作品なので。
細かい設定が映画と違いましたが、全体的に映画の方が儚さがあったかな。
クリスチャンにもサティーンにも儚さの美学が成り立ってたというか。だからこそ公爵の悪役度や気持ち悪さが際立ってた。より悲恋であり。ファンタジー感があった。
それに対してミュージカルには楽曲の影響もありますが、儚さは映画よりなくて。
割と現実的に出来事見てる感じかな。存在した悲恋の話を説明している感じ。
多分生だからなのと映像だからっていうのも大きいはずですが。
特にサティーンはソウルフルな歌い方が印象的だったのもあって、病気のはずなのにめちゃくちゃ強くてかっこいい。
クリスチャンも映画は青年みがあったけどあんまり感じませんでした。まず設定もちょっと違うし。
そして公爵は映画よりも何倍も魅力的でした。まずイケメン設定だし。映画よりも余裕がある大人って感じかな。
映画版はどこか女性慣れしてない金持ちが金に物を言わせて独占欲を発揮させた気持ち悪い人感。
ミュージカルは、女遊びにはなれてるけど、サティーンを見て気に入って好きになっちゃった感。
とにかくミスサイゴンのトゥイ、マタハリのラドゥーなど嫉妬に狂った男性の歌い上げる楽曲が大好物なので。
ムーラン・ルージュのcrazy rollingは本当に最高すぎてゾクゾクしました。あそこまでサントラ聴き込んだ癖に生で見たら全然違うし、やっぱりリミックスが天才。
Rolling in the deepのビートがクリスチャンの心情と怒りをうまく象徴してて、、、。
実際に全編通して感じることではあるけど、ミュージカル版にするにあたって、これ以上ない楽曲選びとこれ以上ないリミックスのセンスを堪能できる作品に仕上げられてるから、本当に常に感動させられるミュージカルになってる。
映画版のファンも洋楽が好きな人もミュージカルが好きな人も楽しめる作品でした。
感想はこの辺にして。
実はムーラン・ルージュの話をするにあたって、来年の帝劇公演のキャスティングをガチ予想または妄想しようと思っていて。
もしご興味があれば私の妄想にお付き合いください。
一応、サティーン・クリスチャン・公爵はダブルキャスト想定でいきます。
サティーンは個人的な希望こみだと平原綾香さん
ガチ予想は新妻聖子さん
よく聞くのは濱田めぐみさん、ひょっとしたら柚希さんとかあるのかな。
ソウルフルに歌い上げられてかつ踊れるとなると新妻さんになりそう。歌なら王家の紋章のアイシスみたいに、ダンスはボディガードのイメージもあり、しっくり来ます。でもなんかわかんないけど、新妻さんなら死ななそう。笑
ただあの平原さんならではの色気と歌が大好きなので平原綾香さんで見たい!絶対にあう!
本当に去年の年末のアタタミュのユリア、通称ユリアーヤが大好きで。冷静にユリアとサティーン、病弱・取り合い・楽曲の雰囲気・衣装の色っぽさといい、めちゃくちゃ共通点あった。
よく予想で聞くのは濱田めぐみさんなんですけど、ちょっと濱田さんの歌い方とこの役のイメージは合わなくて、、、。
あり得そうだけどイメージがつかないんですよね。色っぽいジョークとか言わなそう。
そして、クリスチャン
この役、王道と見せかけて全然王道じゃないし、物憂げな感じなんだけど少しばかりキモさを持ち合わせていないと成立しないんですよ。あんまりわー!かっこいい!ってシーンがないので。(ディスってない)
ガチ予想は城田優さん。
私の推しである小野田龍之介さんもありえそう。
あと意外と浦井健治さん。
城田優さんは物憂げな感じ想像つくし、カーテンズの時絶妙にキモい感じあったし。ちょっと振り回される役の方があいそうで。
私の推しの小野田さんは声はめっちゃ合うんですけど。イメージがちょっとなぁ、、、。なんだかんだこなしてきそうだけども。なんかどうしても小野田さんはサティーンを好きになるとは思えない。
浦井健治さんは歌や演技の感じはイメージに合うんですよね。でもあの嫉妬深い感じイメージできない…。
よく海宝さんがやるのではって噂を聞くんですけど、ちょっと海宝さんはちょっと違う感が否めなくて。あとスケジュール的に6・7月と9・10月がもう出てるので、いくらハードワーカーとはいえ、日本初演の話題作なのにこのスケジュールで出るとは思えない。
追記:
来年のスケジュールが徐々に出てきたので改めて。
最近ことあるごとに誰がクリスチャンか予想をしているのですが、この方をすっかり忘れてました。
古川雄大さん。
少し闇の部分を持つけど、強い意志を持ってそうな古川さんヴォルフとクリスチャンのイメージ割と合うので。
さて、公爵。
余裕のある大人でイケメン。でもちょっとキモい。
ガチ予想は吉野圭吾さん、吉野さんは絶対ハマり役。これに尽きる。
そして変化球で佐藤隆紀さん。
シュガーさんのラドゥー大佐が大っ好きなので(本当に初演の円盤化待ってます)
追記。
ガチ妄想だと廣瀬友祐さん。
最近ファニーな役ばっか見てた気がして忘れていたのですが、先日の東京ラブストーリーをみて、廣瀬さん公爵が見たくなってしまったので追加してみました。
さらなるガチ予想。
伊礼彼方さん。
正直、クリスチャンもありですが、悪役が見たい…!公爵ならではの色気が伊礼さんには絶対に似合うと思ってます。
そして最後はジドラー
がと予想は今井清隆さんだけど、エンジニアの容量で市村さんもあったりして(どっちにしろもったいない)
ジドラーが吉野さんパターンもあり得そう。
以上ほとんど妄想の配役予想でした。
お付き合いいただいた方ありがとうございます。
実際のムーランルージュの発表はいつなのかわかりませんが、楽しみに待ってます♪
でもとりあえず公演時期が未だに夏って漠然なのはちょっと困るので時期だけでもはっきり知りたい…。