看護師が不足すると予想される2025年問題 | 不測の事態に備えて~2025年問題~

不測の事態に備えて~2025年問題~

医療現場でこれから懸念されること

看護師は、やりがいもあり、転職しやすいということから多くの人々に人気の職業だ。看護師になる人の数も年々増え続けているが、いまだに不足しているというのが現状である。その不足は医療技術が発展し、適切な医療体制に対する知識が浸透するごとに年々深刻になっていっている。看護師の需要が年々高まっていることから不足も目立ってきている状況といえるだろう。将来的には6万人から27万人ほど看護師が不足すると予想される2025年問題もあるほどだ。看護師が不足することは、非常に大きな問題である。看護師の仕事は医師のサポートが主なものであり、大きな問題にならないと考える人もいるが、そのようなことはない。

看護師が不足することによって、安全な医療体制をとることができなくなるため、医療ミスが発生しやすくなったり、看護師の離職率が上がるという問題が発生すると考えられている。看護師の人数が十分そろっていると、患者一人一人に目が届きやすくなるが、看護師の数が不足していると、看護師一人一人の仕事量が増え、患者のケアなどほかの業務に割く割合が少なくなり、結果的に医療ミスにつながる可能性が高くなる。医療ミスが起きなかったとしても、事故への不安を抱えながら仕事をする看護師の負担は大きくなってしまうだろう。また、看護師が不足すると、十分な経験を積むことができていない看護師が責任のある立場に就かなければならなくなる。

経験が不足したまま仕事をすることで、医療ミスが起こりやすくなるほか、学ぶべきことが急激に増えて激務になりがちだ。その仕事量と重責に耐えられずに離職する看護師が増えるだろう。そうならないためにも様々な対策は取っておくことが大切だ。今後も活躍し続けたい看護師の方も、このような参考サイトを読んで心構えをしておこう。