あっはっは、あーはははっ、あ~っはっは、アッハッハ、アーハハハッ、あはは、あは、アハ……。

こんなに笑ったのは、久しぶりだわ…
いえ、生まれて初めてかも知れない…
心の底から笑ったのは。
18で上京して15年、ずーっと夜の世界で働いてきた。高校までしか出てない私が、手っ取り早く成功するには夜の世界しかないと思ったし。
だって、そうでしょ!世間の人は学歴しか見ない!どうやったって大学出には敵わない!
でも、でも、私だって学力では負けない!高校時代、常にトップの成績だった!校長にだって、我が校始まって以来の秀才だ、いや、天才だ、って言われたんだから!
なのに…
なのに、あんなことさえなければ…。





14歳の夏。
蒸し暑くて風の強い日だった。
部活の帰り、いつもの道をいつも通り歩いていた時、風の音に紛れて、名前を呼ばれた気がした。





                                                            続く