悔しくて。
それはもう悔しくて。
涙が滝のように出た。


スミレちゃんは全部話してくれた。

リュウ君がスミレちゃんに送った。メールも、電話も。言われたことも、全部。



リュウ君はずっと前、
「俺、浮気しないよ。携帯見ていいよ!」と見せてくれたことがあった。


確かに必要最低限、カラーモデルとかカットモデルの時間の話とか、そんな感じのメールしか、
女の子としてなかった。
電話の履歴も
「これ、電話してるけど、ほとんど時間の相談だから~」と言ってた。


でも、スミレちゃんが見せてくれたメールは
あたしが彼の携帯で見ることはなかった送信メールだった。
「今度、スミレん家行きたい~」「火曜日会えないー?」

あいつ、都合が悪いメールは全部消去してたんだ。
だからアタシに見せてくれたんだ。


電話の履歴もひどかった

2時近くにサガワに電話。
けれど11時や12時にスミレちゃんに電話してた。
その日1時までお店で練習してたって言ったじゃん。


1時にあたしが出なかった、1分後スミレちゃんに着信。


もう眠いから寝る、と言って切った3時。その1分後にスミレちゃんに電話。



どれもこれも、酷かった。何もかも。メールも電話も全て。
もう爆発しそうだった。


お揃いの携帯ストラップを、力づくでブチ切り、ビールへ放り込んだ!
沖縄で買った、チョッパーのストラップ。
あんなに気に入ってたのに。

今は何もかもが憎かった…。


好きなのか分からないまま、付き合った。
でも、色々彼なりの頑張りも見てきた。
でも、その行為も言葉も。
何もかも全部!
嘘で、軽くて、口だけだったなんて!

その言葉をバカみたいに信じて「ちゃんと向き合おうかな」って、思ってしまっていたなんて!!!



二本目の箸が折れた。

もう店員さんは来なかった。

来なくてよかった。
もう泣き顔から、放心状態になっていたから。