昔、小学生や中学生のころ。

佐川は凄くすごーく、地味なコだった。




恋愛から、まるで程遠い女の子だった。

着てる服は茶色か緑か黒。


大体ジーパン。
超ジーパン。

流行りのものも知らず
趣味はLEGOか木登り。

読書が好きで。
赤川次郎ばっかり読む。

髪は常にショート。

代名詞「地味」、卓球部所属。

好きなテレビは時代劇。

蟻が好き。


もはや。
生きてる価値なし。




今思えば、そんなコがよくこんなにまで派手になったと思う。

スカートやワンピースが嫌で嫌で、泣きながら着せられてたこの私が。

今や、秋物のワンピースを狙って東急を物色してる。


そうだ、最近。
美容院で「小悪魔アゲハ」を持って来られた。


あ、終わった。
と思った。

まだ「女性自身」のほうが救われたのに。



佐川は、ホントに昔と変わった。それは自他共に認める。
いい風に変わったのか、悪い風に変わったのか
その判断はそれぞれにお任せする。

でも。
昔に戻りたい、と思ったことは一度もない。

ただ。
もう少しまとも恋愛をしてから、


こんにちに至りたかったとは、最近よく思う。