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愛と光と忍耐を求めて

プルーストの「失われた時を求めて」を真似てるわけではありませんが、悠久の時の流れの中での一瞬の人生。しかし、それを知っている魂には永遠の命があるのかも知れません。テーマは「修業の場としての魂の人生」

167回「ぐる芽句会」が開催されました。

今回は投句した5句中2句に選に入りました。

 

 

芦ノ湖や水面に浮かぶ鱗雲  如空

 △静かな大景を描ききっています。(十志夫)

 

客を待つ秋明菊の揺れにけり  如空

 ◎庭に小さな池がある。池畔に秋明菊が咲いている。

  水面に微風が流れ、秋明菊が揺れる。

  客を歓迎しているのか、家人に客が着いたのを知らせているのか。

  上品な句に思う。(太郎)

 

「芦ノ湖や」の句は、箱根路を吟行した時の一句です。

湖畔のイタリアンのテラスでパスタを頂いた後、

しゃれたショップでコーヒーを買って、

湖岸の石段に座りゆったりした一時を味わっていました。

大型バスから降りて来た外つ国の観光客は、

それぞれに日本の秋を楽しんでいるようでした。

風もない静かな湖面を、大きな海賊船、

小さなスワンボートが静かに走っていました。

雲に隠れて見えなかった富士山の上空には鱗雲、

その鱗雲が美しく湖面に映えていた一句でした。

 

「客を待つ」の句は、我が家の「秋明菊」を詠んだ一句です。

何年か前にご近所から頂いた株を、家内が丹精に育てた花です。

一昨年から咲き始め、秋の我が家の風物詩になっています。

何年か前に、鎌倉の長谷寺で秋明菊を見つけ、

それ以来、好きな花になっています。

細い茎が林立し、背丈の高いところに菊のような

小さな花を一杯咲かしてくれます。

少しの風でゆらゆらと揺れ、

まるで手招きしているよう・・・。

太郎さんが特選で取ってくれました!

「上品な句」との選評は嬉しい限りです!!

 

今回の最高得点句は、以下の11点句でした。

 

紺碧の空あつめたる秋の茄子  十志夫

 ◎色の濃い艶々の立派な茄子を思い浮かべました。美味しそう。

  空の青さを集めるなんて素敵な表現ですね。(水香)

 ◎秋茄子の美味しさと空あつめたの表現が良かった。(上街)

 ○お日様を浴びると赤いトマトになり、

  秋の空を集めると紫色の茄子になる。いいなぁと。

  個人的には紺碧はいかがかと。(太郎)

 ○茄子と空を繋げて、美味しそうな濃いツヤツヤした茄子の様子を表現しているのが素敵です。(ことう)

 △ぎゅっと実のしまった紺碧の茄子がありありと目に浮かびました。(月子)

 

 私は次点句でした・・・(笑)

 中七の「空あつめたる」の措辞は見事だと感心しましたが、

 上五の「紺碧の」が如何なものかと思った次第です。

 

 菜や雲季節楽しむ秋句会  如空