ソメイヨシノの華やかさが里から消え去ったころに、山桜が赤い新しい葉と一緒に

訪れる人を待ってくれます。

そんな山桜をもっとも愛でた西行法師、ゆかりの弘川寺を何度か訪れました。

弘川寺の本堂から、山桜の咲く「周遊道散策」の懐かしい思い出を辿りました。

当時の記事をそのままコピーしています。

西行の詠と西行のこよなく愛した山桜の咲く山峡の地

里の桜は風もないのにゆらゆらと舞いながら落ち、若葉と同居するような木に変わってきた。
山桜は今、葉も、花も、美しく山の中に霞のような色合いに見えるようになってきた。
赤い若葉が花より先に芽を出す山桜は、西行法師が最も愛でた花であると聞いている。
そんな山桜と出会いに大阪府河南町弘川寺に出かけた。

 

 

 

本堂横から整備された石段を登ると間もなく、西行堂がひっそりと建っている。
そこからは、富田林方面の見晴らしがいい。
さらに急な坂を登ると、開けたところに出て、西行法師の墳墓が、こんもりとした常緑樹に囲まれている。
あの有名な「願はくは・・・」の歌碑もここで見ることが出来る。
この場所にも山桜が咲き初めていた。

 

 

                              2008年4月 撮影

里桜のような華やかさはないけれど、素朴で、この地の自然の中に溶け込むように咲いている。
全国を行脚した西行が、この地の山桜に魅せられて、終焉の地としたことを、散策しながら、体中で感じ取ることができるような気がする