青い空にピンクの傘を広げて、私の訪れを

待っていてくれた春の使者は馬見公園の、河津桜でした。

駐車場に車を停めて、ドアを開けたままピンクの花のある方を暫く見つめている私でした。

何度も来ている公園なのに、なぜ私はあなたに気が付かなかったのでしょう。

だから、この公園であなたと出会ったのは、初めてだったのです。

コロナ禍で、自分の町から出て行くのさえ、足を引いていたから

いいお天気で、思い切ってこの町を出たのが、こんなに綺麗に咲いた河津桜が

呼び寄せてくれたのでしょう。

2月に桜を見ることができたのは、とても嬉しいことでした。

沢山の人たちが、来ていましたが、花を愛でカメラに納めたりして、

静かな観桜でした。

静かなだけに一層桜の開花を、一人一人、きっと胸にしっかり納めていらっしゃるのだろうと思いながら

駐車場近くのベンチに腰を下ろして、いつまでも、青い空と、ピンクの花を眺めていました。