薄紫の絨毯のような、ホテイアオイの花を、今年も見に行きました。

ここに来ますと、どの花もみんな私を見つめてくれているようなので、

「こんにちは、今年も暫くあなたたちに見つめられて、いい時間を過ごさせてね。」

そんな独り言を言いながら、汗を拭くのも忘れて、細い畦道を行ったり来たりしました。

 

びっしりと花に埋まった田圃もあります。

これこそ花の絨毯です。

 

ここは、疎らですね。

空を映す分だけ間隔を取ったみたいです。

 

 

 

 

 

 

好きな場所を求めて、ストックを着き乍ら、歩くのがちっとも苦にならないのは、

この花1っ色に染まっていくような、元薬師寺跡に咲く風景が大好きだからでしょう。

小学校の子供たちが植え、地区の人たちが世話をしてくれて、1年に1度の今が大舞台です。

ホテイアオイの季節が終るまで、次々と咲き続ける1日花の、儚さに今日の出会いの一期一会を

とても大切なものとして眺めたいと、ここに来るたびいつも思います。