紫 田園地区の公園の藤 4月24日撮影
この町の公園の藤棚に、今年もひっそりと咲いている藤の花を観に行きました。
奈良の万葉植物園にも、橋本市の子安の地蔵寺にも行かないままで、藤の季節を見送るのは、寂しく思っていました。
田園地区の藤の花はもう葉が出始めていました。
表野地区の天神さんの白藤が、綺麗に咲いていると通りかかった友人から電話がありました。
4月26日早朝撮影
金剛山を背にして、白藤は一番いい時でした。
こうして季節に誠実に咲いて待っていてくれた藤の花を見つめなながら、「万葉集に詠まれている藤の花」を
調べてみたくなりました。
万葉集では藤の花のことを「藤波」詠んでいます。花の咲くさまがまるで打ち寄せる波のように見たのかもしれませんね。
★ 0330: 藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君
★ 1471: 恋しけば形見にせむと我がやどに植ゑし藤波今咲きにけり
★ 1627: 我が宿の時じき藤のめづらしく今も見てしか妹が笑まひを
★ 1974: 春日野の藤は散りにて何をかもみ狩の人の折りてかざさむ
★ 3075: かくしてぞ人は死ぬといふ藤波のただ一目のみ見し人ゆゑに
★ 3504: 春へ咲く藤の末葉のうら安にさ寝る夜ぞなき子ろをし思へば
★ 3952: 妹が家に伊久里の杜の藤の花今来む春も常かくし見むきにけり
★ 4043: 明日の日の布勢の浦廻の藤波にけだし来鳴かず散らしてむかも
★ 4210: 藤波の茂りは過ぎぬあしひきの山霍公鳥などか来鳴かぬ
★ 4201: いささかに思ひて来しを多胡の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし